
今日はこちら↑のお話しをしましょう。
アンドリューキッドマンの作り出すオリジナルエッジボード"Green"のお話しは以前しましたが、ご覧になられた方も居るでしょうか?
エリスのエッジボードとは違い、アンドリュー独自の理論で削り出されたツイン×ピンテールの組み合わせが"Green"です。
私経由でアンドリューへオーダーした友達の"Green"に試乗させてもらい、その性能の高さに私も、また別の友達も驚いた素晴らしいフィーリングでした。
下記参照↓
ただオリジナルが6'9で私のお気に入りEEE7'0と長さも近く、好みの波も近い事もあり(性質はまるで違います)、オリジナルのままオーダーするのは躊躇しておりました。

以前1/10で作ったミニチュアGreenを眺める事、数週間。(これはそれを修正してウィングGreenを作ってみたやつ)
閃いたのです。
ストレッチさせて7'2〜7'4なんかも楽しいでしょう。でも、あの板はもっと運動性を上げる方が楽しいんじゃ無いか?と思ったのです。
でもオリジナルのたるい波でもグライドして行くスピードはキープしたいし、運動性を上げるために短くなってアウトラインが丸くなるのは嫌だし。
そこで「出来るだけ6'9のアウトラインをキープしつつ、エッジのアウターコンケーブを途中で止めてウィングにして、インナーコンケーブに繋げばオリジナルの速度と小さなテールとフィンの組み合わせで、速さと運動性を兼ね備えたパフォーマンス寄りのGreenになるんじゃ無いか?」と思い、そっくりそのままアンドリューへ問い掛けたのです。
彼の返答はこうでした。
「何故そんな事が必要なんだ?テールのボリュームが減る事でテイクオフを犠牲にするじゃないか?どんな波で乗りたいんだ?どんなサーフィンがしたいんだ?」
とね。
的確でしょう?ウチの師匠笑笑
私は乗って思った事をそのまま伝えたのです(いつものGoogle翻訳です笑笑)。
それに加えて「私のサーフボードのラインナップはボリュームのある板が多くて、早くて小波から楽しめる板は持っている。ビーチブレイクで波が肩を超えるとダックダイブが大変なんだ。もう少しボリュームを減らしてでもサイズが上がった時に楽しめるGreenに乗ってみたい。旅に出る時EEE7'0との相棒、少し性格の違う1本があったとしたら、楽しいと思わないか?」ってね。
Ank「理解したよ!じゃあMPはどうだ?あのボリュームは多いか?少ないか?あの板をどう考える?(※以前私が彼にオーダーしたMPモデルの事)あの板はいつ乗るのが好きなんだ?」
Ore「あの板も大好きだよ!腰腹〜の波で形がしっかりしていれば最高だよ。私の記憶中でいい波に乗った板はMPが一番多いかも知れない。あのくらいのボリュームならダックダイブも問題ないよ。ただ厚くてフェイスが広い波には少しフィットしないんだ、掘れた波が最高だね。エッジを持っていれば、厚くてインサイドに掛けて掘れてくる様な時でも楽しめると思うし、掘れてる波でも楽しめるすごい板になると思うんだ」
Ank「オッケー、理解した。"Flyer Green"のイメージが出来てきたよ、数日待っていてくれよ」
この他にもやり取りがありましたが、一部抜粋。
で、届いたのがこちら💁♂️


Ank「いいイメージが出来たよ。こんなアウトラインはどうだ?ノーズを迷っている、好きな形はある?」
他の写真を見ると、ボトムのアウトラインはジョージグリノーから引き継いだテンプレート、アウトラインはGreenとノーズ付近はPinkを掛け合わせていました。

フィンエリアの調整も丁寧に、ウィングも調整。

Ank「ノーズはどう?どれがいい?それによってコンケーブの入り方を調整するから」
そんなやり取りをリアルタイムで繰り返し、数日後。


プリティなヒップが登場です。
これは!素晴らしいフィーリングの予感。
楽しくてシェイプに没頭してくれた様子。
いいのが出来た!と興奮気味に連絡来ました笑笑
今回はフィンで色々と楽しめるようにフューチャーBoxでオーダー。
レイクしたフィンのサイズ違いや、モダンキールなんかも試してみたいですね、またそれも楽しみです。

オレの思い描く"Green"はカワサキ。
カワサキグリーンをイメージしてオーダーしましたが、ちょいと黄色強めに笑笑


どーですか?この男の子がグッとくる80年代の雰囲気笑笑
たまりませんね。
コロナとRide surfさんとのオーダーボードの兼ね合いもあり、まだ届いておりませんが自粛期間中ですからちょうど良かった笑笑
届いてたらどっか行ってSNSに捕まってたかも知れません笑笑
数日後アンドリューから
Ank「待たせていてごめんね。毎朝ケンタローのGreenのレールを見るんだ。頭の中でサーフィンをしている。きっとこれは素晴らしいフィーリングを得られる、特別なサーフボードだと思う、期待して待っていて欲しい」とか、なんとか言っちゃうんですよ、彼。笑笑
最高ですよね。
で、先にフィン登場笑笑

Alkali Fins製の代表的なツインをチョイスしました。
ここからまたフィンの旅が始まります。
そんな些細な違いを理解出来るほど、技術が追いついてないんですけどね笑笑
こちらのフィンの台を製作したお話しは、また後日。
コロナの収束を人1倍願うのは、この為かも知れない笑笑
みなさん、お身体に気をつけて。
不要でも不急でも出たいものは出たい。ただ人に迷惑にならない行動と対応だけは心掛けたいですね。
完全収束はしないでしょうが、共に生きれる世の中になったらいっぱい楽しみましょう!