「世界が
落ちる」
走る電車の窓から空を眺めていたら
そんな言葉が降りてきた。
この2日間
ひたすら眠った気がする
けれど
それは寝ていた感覚ではなかった
「落ちていた」感覚だった
意識が
世界の外へ
落ちていく
ここに
自分が居るという現実が
落ちていく
そんな感覚。
不思議な感覚。
ひたすら泣いた。
とことん謝った。
そして
たくさん感謝した。
冷たくなった体を覆っている綺麗な毛並みが、
思っていたより安らかな寝顔が、
私の心を慰めてくれた。
温かかい体をもう抱けないという事実が私に
会いにいこうかどうしようかの足踏みをさせたけど、
時間ぎりぎりになりながらも駆け付け最後に会う選択をしたのは、
間違いじゃなかった。
もう動かなかいとしても
もう見つめてくれないとしても
やっぱり私はあなたに会いたかった
7年半、私と私の家族を支えてくれたヴィヴィの鼓動が止まった。
そして、綺麗な骨となった。
頭と喉仏と爪の骨は庭に埋め、
上からハーブの種を蒔いた。
残りの骨は手で砕き、
駆け回っていた河原に撒いた。
空の上での新しい生活で、
思う存分走り回っていられることを祈りながら。
そばに居られた時間は短かった。
あげたものよりもらったもののほうが多かった。
ヴィヴィのいる世界で生きられてよかった。
どうか安らかにお眠り下さい。
また逢えるそのときまで。
加えて。
心が崩れた私を
父が、母が、兄が、弟が、祖父母が、そして大切な人が、
それぞれの形でそれぞれの愛で
支えてくれた。
落ちたところから
救ってくれた。
感謝はどれだけ言葉にしても表現しきれない。
落ちる」
走る電車の窓から空を眺めていたら
そんな言葉が降りてきた。
この2日間
ひたすら眠った気がする
けれど
それは寝ていた感覚ではなかった
「落ちていた」感覚だった
意識が
世界の外へ
落ちていく
ここに
自分が居るという現実が
落ちていく
そんな感覚。
不思議な感覚。
ひたすら泣いた。
とことん謝った。
そして
たくさん感謝した。
冷たくなった体を覆っている綺麗な毛並みが、
思っていたより安らかな寝顔が、
私の心を慰めてくれた。
温かかい体をもう抱けないという事実が私に
会いにいこうかどうしようかの足踏みをさせたけど、
時間ぎりぎりになりながらも駆け付け最後に会う選択をしたのは、
間違いじゃなかった。
もう動かなかいとしても
もう見つめてくれないとしても
やっぱり私はあなたに会いたかった
7年半、私と私の家族を支えてくれたヴィヴィの鼓動が止まった。
そして、綺麗な骨となった。
頭と喉仏と爪の骨は庭に埋め、
上からハーブの種を蒔いた。
残りの骨は手で砕き、
駆け回っていた河原に撒いた。
空の上での新しい生活で、
思う存分走り回っていられることを祈りながら。
そばに居られた時間は短かった。
あげたものよりもらったもののほうが多かった。
ヴィヴィのいる世界で生きられてよかった。
どうか安らかにお眠り下さい。
また逢えるそのときまで。
加えて。
心が崩れた私を
父が、母が、兄が、弟が、祖父母が、そして大切な人が、
それぞれの形でそれぞれの愛で
支えてくれた。
落ちたところから
救ってくれた。
感謝はどれだけ言葉にしても表現しきれない。