2月25日 くもり
どもです。
先日読了しました☆
京極夏彦著『絡新婦の理』(じょろうぐものことわり)
当然、僕の動きも読み込まれているのだろうな――
“目潰し魔”による連続殺人、ミッション系女学院に現われ生徒の殺人の願いを叶える“黒い聖母”・・・真犯人“蜘蛛”によって張り巡らされた網は、そこに捕らえた者を駒にして、本人が意識する、しないに関わらず蜘蛛の計画に荷担させられていく・・・八方に巡らされた蜘蛛の巣は、かの京極堂をも捕らえ、絡めとる・・・そして事件が『解決』した後、京極堂は静かに語りかける・・・
「あなたが――蜘蛛だったのですね」
いやぁ・・・すげぇ・・・なまら面白かった・・・“京極堂シリーズ”はもう5作目だけどね、こりゃぁ1番面白いんじゃないか!?オレの中では『魍魎の匣』を越える面白さやわ☆
「何でここまでの設定を考えられるんだ!?」って目眩を覚えるくらい伏線を張り巡らし、それらの線を綺麗に1本に纏め上げてしまう。特に冒頭と巻末のシーンは、読んでて思わず感動のため息が出てしまう程の美しさ。お見事!京極夏彦氏の力量に脱帽です☆
しかし相変わらずのこのページ数。
1400弱、『鉄鼠』よりも多い・・・「これが当然なんだ、文句を言うな!」と言わんばかりの堂々とした分厚さと重量・・・もう1回読みなおしたいんやけどね、ちょっと勇気が要ります。だって読みづらいんやもん(物理的に)・・・(笑)☆
ちなみに、オレはこれを3日で読破しました☆
1400ページを3日・・・1日400ページは読んだ計算。普通の文庫本なら1日1冊ペースですよ・・・もう目がシパシパです☆
そろそろ教習所の卒検が近いのでね、しばらくは勉強に集中するために本断ちします☆
明日は高速教習です。ちょっとビビッてます・・・☆
では、また☆