スイープトウショウの宝塚記念制覇に思う。強い女性の時代を認めよう

2005-06-27 17:27:04 | Weblog
 春競馬の祭典・宝塚記念が26日、阪神競馬場であり、スイープトウショウが牝馬では1966年のエイトクラウン以来となる39年ぶりの優勝を果たした。馬だけでなく人の世界でも、スポーツの分野で女性の活躍が目立つが、一般社会で女性の社会進出が加速していることを思えば当然のことだといえる。

 アメリカでは、5月29日にあった自動車レース「インディ500」で女性ドライバーのダニカ・パトリックが4位の活躍を見せた。200周レースで、あと8週の段階までトップをキープしていたのだから、実にもったいないと思う。

 ゴルフの世界でも、15歳ながら実力はトップクラスのミッシェル・ウィーが7月7日から10日まで行われる米男子ツアーの「ジョン・ディア・クラシック」に招待出場が決まっている。6月9日から12日まであった米女子ツアーのメジャー大会・マクドナルドLPGA選手権で2位の成績を挙げており、男子大会でも旋風が期待される。

 日本でも東京六大学野球の2001年春のリーグ戦に、東京大の竹本恵投手と明治大の小林千紘投手が登板している。伝統ある六大学野球で2人の日本人投手がマウンドに立ったのは歴史的な出来事である。ちなみに1995年秋の東大戦で、明治大のジョディ・ハーラー投手が女性初の出場を果たしている。竹本投手については左のサイドスローという変則派ということもあり、もっと出場機会があっても良かったのにという思いはある。

 これからも男性中心となっていたスポーツ分野に、女性選手が参加していくことだろう。実力や個性があるならば積極的に起用していくのが、スポーツ発展のために大切なことだと思う。現代の女性は男性中心の世界をも征服できるタフな存在である。