48歳「オールド・ルーキー」安藤光彰騎手、笠松卒業しJRAに移籍

2007-02-16 13:18:56 | Weblog
48歳の「オールド・ルーキー」騎手にエールを送りたい。岐阜県の笠松競馬に所属する安藤光彰騎手が日本中央競馬会(JRA)の騎手免許試験に合格した。安藤騎手は、すでに笠松競馬からJRAへ移籍して活躍中の「アンカツ」こと安藤勝己騎手(46)の兄でもある。移籍は3月1日付となる。48歳でのJRAの試験合格は史上最高齢だ。

地方競馬で2818勝(15日現在)挙げ、JRAのレースでも重賞レースの2勝を含め12勝を挙げている実力派だ。前述の勝己騎手のほか、競走馬でもJRAで一時代を築いたオグリキャップが、笠松競馬出身。安藤騎手も兄弟でJRAを引っ張っていく存在となって欲しい。

地方競馬界は厳しい経営環境が続いているが、笠松も例外ではない。売り上げが伸びない中で、レースの賞金などが減っていく。そもそも笠松自体の存続も危うい状況だ。今回の移籍も安藤騎手にはつらい決断だったはずだ。

勝己騎手との兄弟対決には「笠松で一緒に乗ってきたのであまり意識していません」とクールだが、やはり兄弟対決に注目したい。年齢についても「全然気にしていない。やれるだけやりたい」と答えた。JRAでは同じ48歳の本田優騎手が調教師に転向している。そのためJRAの平地騎手では最高齢となる。

「オールド・ルーキー」は来月からどんな手綱さばきを見せてくれるか、注目したい。