へんてこなゲーム(五連棋)の記録

へんてこなゲーム(五連棋)の記録と紹介。
詰め五連問題の出題と解答。通信戦の仲介。

第2問 「大平山」 解答例(問題と解答例 その6)

2010-11-13 20:45:51 | 問題と解答例

第2問 「大平山」 ☆ 解答例

ヒントは省略したが「釣りヒキ」の手筋。「フトコロ」狙いともいう。

白16:の石にも名前がある。鋏みの基になる石が早々とある。この石を有効に使うにふさわしい名は抜きのこんもと(根基)の石、「根石」という。次は抜くぞと一手手間をかけて打つ石「抜きの基の石」より勝負が早い。

 


手筋のイロハ (その10) 抜きは連鎖する

2010-11-13 06:47:08 | 手筋のイロハ(初版)

相手が五連を作ろうとすることを「攻め」とすれば、作らせまいとすることは「防ぎ」といえる。

防ぎの基本は三ヒキの「オサエ」、四ノビの「トメ」。「攻め」と「防ぎ」を兼ねた手が「抜き」。抜きは一回で途切れることも繰り返し抜きも可能だ。このことを「抜きの連鎖」という。

次図は一手目が見つかればいとも簡単な抜きの連鎖が完成する。

 

黒:13で三が3本、いずれの三も止まらないことの確認は省略するが、白も五連にするしかない(「五連満たし」という)。ここからの抜きは連続できるが、いずれも抜き過ぎると途絶える。抜きでできた五連を「抜き乗り五連」という。

尚、○のみ抜きの“のみ”は他の石を抜かないことを強調するために記入したもので通常は不要。

黒:13を五連棋仲間は「コロンブスの卵」という。