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ボクシング生観戦

2012-12-24 | 日記

クリスマスムード一杯のミナト神戸に出かけた。
年末の連休中とあって、町は華やかそのものだった。

三宮から地下鉄「大倉山」で下車して、プロボクシング会場に入った。
元世界王者で地元神戸のヒーロー長谷川穂積が世界再挑戦の前哨戦ということで、三宮市街に劣らぬ熱気があった。

古くは関光徳、柴田国明、辰吉丈一郎らのいた黄金のバンタム級選手の中でも、長谷川は筆頭のボクサーとブログ子は思っている。
その選手の試合ということで、喜び勇んで足を運んだ。
所属する真正ジム山下正人会長が、私と同じ4月30日生まれということで、親近感もある。

「防衛したら一緒に誕生会やろう」といったのは3年前(2010年4月30日)。
長谷川11度目の防衛戦は、残念ながら、まさかの失敗。
バースデーパーティーは幻になった。

辰吉人気の後とあって、世界戦を重ねても、長谷川は地味でなかなか人気が出なかった。
だが、防衛を重ねるたびに実力が認知されファンも増えてきた。

今回の前哨戦もノンタイトル戦なのに、当日券はすぐに完売するほどの人気ぶりで狭い会場は満員になった。


相手のサントスはスピードがあって、レベルの高い試合になった。
11度目の防衛に失敗したモンティエルの小型版のようだったが、パンチのないのに救われた。

アウトサイドから出るパンチが多く、KOに至らず、圧倒的な勝利にはならなかった遠因にもなった。
ロープを背負う場面も多く、はっきり言って全盛期の動きとはいかなかった。
3-0の判定だったが、最大で5ポイントの差がついていたものの一人のジャッジは2点差だった。

スポーツ紙は盛り上げようと、あまり、スター選手を厳しく書かない。
この点も不満なのだが、それはそれとして、このクラスは世界的にハイレベル。
強豪だったサントスが世界18位、ということでもわかる。

一度王者を陥落した長谷川が再度チャンピオンに返り咲くのは至難の業。
だが、不可能を可能にする技術と魂が長谷川にはある。

ぜひ「意思道拓」(長谷川の座右の銘)の通り、意思を強く持てば道は拓くことを実現してほしい。

【NEWS引用】元WBC世界バンタム王者・長谷川穂積(1980年12月16日生・32歳)=真正=が22日(神戸市立中央体育館)、世界18位のアルツロ・サントス(26)=メキシコ=と世界再挑戦の前哨戦に3-0で判定勝ちした。長谷川の通算成績は31勝13KO)4敗。「まず勝ったことが一番。無傷で終われてよかった。お客さんを意識し、ムキになる場面もありました」と長谷川。北京五輪8強のサントスとロープを背にした打撃戦を含みも地元の会場を沸かせた。WBC世界フェザー級王座初防衛戦でジョニー・ゴンサレス(メキシコ)に4回TKO負けして陥落した長谷川。今年4月、1年ぶりの復帰戦で同級スペイン語圏王者のフェリックス(メキシコ)に7回TKO勝ちしていた。

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