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昭和の時代を振り返る-10(昭和9年)

2014-08-05 13:23:17 | 昭和史
     ♪並木の路に 雨が降る  どこの人やら 傘さして  
            帰る姿の なつかしや~   
             
          (「並木の雨」ミス・コロンビア 歌)

【世 相】

この年は東北地方を中心に冷害続きで大凶作に見舞われ、飢饉者がでている。
その為、小作争議や若い女性の身売りが相次ぎ、芸者・娼妓・女給・女工等に身売りした娘が52,000人に達したそうである。

更には、室戸台風が関西地方を襲い、死者行方不明者が3,000人にもおよんだ年でもある。

【出来事】

3月・満州国帝政実施(皇帝・溥儀)
4月・帝国友禅疑獄事件
・渋谷駅前に忠犬ハチ公の銅像が建立される
5月・東北地方を中心に冷害と不漁が相次ぐ
6月・陸軍がカーキ色を国防色に制定
9月・室戸台風が日本上陸 
・東京市電ゼネスト
11月・群馬県桐生市で昭和天皇誤導事件
12月・丹那トンネルが開通   
・ワシントン海軍軍縮条約の破棄を米国に通告
   ・初のプロ野球球団「大日本東京野球倶楽部」設立

【歌・映画】

<歌>
・「赤木の子守唄」♪泣くなよしよし ねんねしな~・・・(東海林太郎 歌) ♪橇の鈴さえ寂しく響く~・・・   (東海林太郎)  
・「急げ幌馬車」 ♪日暮れ悲しや 荒野は遥か~・・・ (松平 晃) 

<映画>  
 「婦系図」・「浮き草物語」・「一本刀土俵入り」  

などなど、独断と偏見で綴る昭和九年である。

つづく

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