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12月14日は・・

2017-12-14 15:11:19 | オリンピック
元禄に遡ると
(^^♪ ”年の瀬や水の流れと人の身は あした待たるるその宝舟
の日である。

払暁より本所松阪町近辺が騒がしい。おぉ〜、やはり赤穂衆の仇討ちだったか・・
して、その首尾は如何に?・・・なになに、見事本懐を遂げたとな・・・

で、其角師匠 大高源吾は如何相成ったかの?~
まさか 白頭山の将軍様に粛清されたのではあるまいの・・・

はてはて、今朝方のことは存ぜぬが、昨日の夕方、大歳のすす払いの「すす竹」売りに身をやつした源吾に、両国橋で、逢いましたぞ。

すると源吾の身なりを見ると、その落ちぶれようが気がかりなので、もう逢うこともあるまいと思い自分の羽織を与え、最後の餞に付け句をと、橋の上から隅田川の流れをを見ながら、「年の瀬や、水の流れと人の身は」と発句したのでござる。すると源吾は「明日 またるる その宝船』と返してきたのじゃ~

その時はこの付け句の意味が分からず、その足で、俳諧の指導をしている旗本「土屋 主税』の屋敷へ行ったのじゃ。そして、この話をすると「主税」は、この「付け句」の謎を解いてくれたのでござる。

また、「土屋主税」の屋敷は、吉良邸の隣にあり、討ち入りの時には両家境界に高張提灯を立て吉良邸を照らしている光景が定番である。

歌舞伎でも「土屋 主税」は良く上演される演目だそうな。
なお、この二人の俳諧の付け句のエピソードを題材にした歌舞伎に、「松浦の太鼓」もある由。

辞世句
 浅野内匠頭 
  「風誘う 花よりもなお 我はまた 春の名残を いかにとやせん
          ↓               ↑
 大石内蔵助
  「あら楽し 思ひは晴るる 身は捨つる 浮世の月に かかる雲なし
   

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