徳島県青年海外協力協会(徳島県の青年海外協力隊のOG&OB会です)

 徳島から、青年海外協力隊に関すること、一人一人のOG&OBの活動のこと、私たちの会の活動のことなど、お伝えします。

帰国報告会、そして現職参加に関するパネルディスカッション

2008-02-02 19:55:06 | OV会活動
 昨年末に帰国した横川さん(ケニア、測量)の帰国報告会、そして、徳島市から現職参加された有馬OG(ケニア、保健師),中井OG(モロッコ、保育士)と横川さんの3人をパネリストとした座談会を、本日、行いました。

 自分にとっては、とてもいい体験だった、でも、ケニアのために、どれだけ役にたてたかは分からない・・・・ケニアにJICAボランティアを増やそうという動きがあるが、いらないと思う。ケニアは、問題もいろいろあるけれど、援助にたよらずに、自分たちの国のペースで進んでいけば、良いと思う。ケニアと日本と、どちらが幸せか疑問?と問いかける横川さん。

 協力隊の社会還元というが、そもそも、徳島市が派遣条例をつくってくれて、現職参加で、私をケニアに派遣してくれたこと、それがとても大きな社会貢献と語る有馬さん。

 帰国後、最初は、保育所の子どもたちをとてもいとおしい!と感じ、それだけでも協力隊に参加した価値はあったと思うが、その後、協力隊に参加した分、プラスアルファの成果を出さなくてはいけないのではないかという気持ちから、焦りを感じ始め、悩んだ時期もあった。でも、ひとりの子が言った「僕、モロッコ、知っとうよ。」言葉に、子どもたちが、モロッコを身近に感じてくれていることを知り、大きな変化を求めるのではなく、小さな変化を少しずつ、積み上げていこうと、今は思えるようになって、救われたと語る中井さん。
 保育所にはエジプトの子もいるけど、違うことと同じことがあることを知り、違いに気づきながら、関係を作っていくこと、認め合うこと、難しく言えば人権教育になると思うが、それを日々の保育の中で、伝え、実践していきたい・・・・などなど、たくさんの想いを語ってくださいました。

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