いくつかのレイヤーに分かれている画像は、このように一瞬で一部分を消すことができます。
けれども、レイヤーに分かれていない、1枚の写真中の一部を消すには、そんなに簡単にいきません。
・・・・・と、思いきや、実はそうでもないんです。簡単に消す方法があります。
まず、消したい部分を範囲選択します。「クイック選択ツール」や「オートセレクション」を使うと、すぐに範囲選択できます。
そうしておいて、メニューの[編集]-[選択範囲の塗りつぶし]とたどると、
[選択範囲の塗りつぶし]ダイアログボックスが出てきます。
その中に[使用]と名前の付いたリストボックスがあります。リストから[コンテンツに応じる]を選びます。そして、[OK]ボタンをクリックです。
そうすると、「あらあら、これは不思議」、選択範囲が一瞬で消えてしまいます。
さらに驚くのは、選択範囲が消えるばかりでなくって、削除された部分に、背景画像が補充されていることです。
削除部分が真っ白に抜け落ちるのではなく、きれいに背景が補充されます。これは、AI(人工知能)の力によるものです。選択範囲を削除すると、削除した部分の周囲の情報をAIが読み取って、自動的に補充してくれるというわけです。なんて賢いのでしょう。すばらしい。
その見本を作ったので、ご覧ください。
下の画像【1】は、レイヤーには分かれていない1枚の写真です。
そして、牛を引く少年を、上記[コンテンツに応じる、選択範囲の塗りつぶし]の方法で削除しました。その削除後が、画像【2】です。
画像【1】

画像【2】

画像【2】を見ると、削除された少年のバックが、きれいに補充されています。山や草の景色が、まるで最初からあった画像のように修復、補充されています。ホントに不思議です。
今度、新しく発売になる Photoshop Elements 2022 では、AIが活躍する機能がより多く付加され、AI機能が充実しています。例えば、ベットのワンころの写真の、首輪やくさりなどが、ボタン一つで、一瞬で消せるようです。
私も、新しいバージョン Photoshop Elements 2022 が欲しいところです。欲しいところではあるのですが、お財布の中が・・・・。我が家の財政事情に、余裕がありません。
う~ん、ここはぐっと我慢かな。
それでは、また次の記事で
■■■■ goosyun ■■■■
《2021年10月21日追記》
少年に代わり、女性に牛を引っぱってもらいました。
⇒ その画像が、こちらです。