なんとかなるさ

適当に思ったこと、勉強したことを書こうと思います。

知ってて知らない足趾の重要性2

2013-06-24 23:46:46 | スポーツ
足のゆびがスポーツにとって、もう一ついいことがある。


2. 足が速くなる!?

過去の研究の中に、足のゆびを鍛えるトレーニングをすると、足が速くなった、という
研究結果がある。

そもそも、足のゆびは歩いたり、走ったりするときに最後に地面から離れる部分だ。

ということは、地面を最後に蹴りだす部分でもあるというわけだ。

しかし、実際に歩いたり、走ったりしているときに実際に、うん、今足のゆびで地面を
蹴っている、という感覚はあまりない。

自分でもよほど意識して蹴るとその感覚は感じられる。

しかし、ここまで意識して蹴ってしまうと、逆にあまりよくないと私は考えている。

意識しすぎると、そこばっかり使ってしまうようになるからだ。

歩行や走りは全身運動だ。

これをある一か所だけを意識しすぎると、そこを使う割合が増える。

さらに、足のゆびの筋肉はそれほど大きいわけではない。

したがって、意識するのはよいが、し過ぎると、今度は使い過ぎによる痛みが出てくる
恐れがあるのだ。

なので、足のゆびがしっかり地面に着いているという感覚程度でいい、と考えている。

しかし、それで足のゆびの筋肉はしっかり使われているのか、という疑問も湧く。

あくまでも個人的な推測ではあるが、筋肉には伸張反射と呼ばれる性質があり、簡単に言うと
筋肉は伸ばされると、ゴムのように自動で縮むという性質のことである。

しっかり、足のゆびが最後まで地面に着いていると、足のゆびの筋肉が必然的に伸ばされるので、
実際に足のゆびで蹴っている感覚はなくても、伸ばされた後に自動で縮む。

それが、いわゆる足のゆびで地面を蹴るということである。

そして、このゴムは太い方が、もちろん弾力もよく反動で縮む力も大きくなるはずである。

このようなメカニズムで足のゆびをトレーニングして鍛えると、すわなちゴムを太くしておくと、
走った時の地面を蹴る力が大きくなって、歩幅も大きくなり、足が速くなる、ということではないか、
と思う。

これは、あくまでも推測であり、まだ実際に確かめたわけではないが、いつか研究で確かめて
みたいと思う。

知ってて知らない足趾(足のゆび)の重要性1

2013-06-22 23:29:24 | スポーツ
誰の足にも付いている足のゆび、専門的に言うと足趾(そくし、と読む)。

思ったより意外と大事。

よーく、見ると手の指とは形やつくりが少し違う。

当たり前だ。

手はものを掴んだり、道具を使ったりして用途多彩のため、親指は他の指と異なり動く方向や範囲が大きい。

足は、両手を失った人以外は基本的にものを掴んだりすることはあまりないので、親ゆびは他のゆびとの違いは
少ない。

用途多彩ではない代わりに、特に大事なのが、でっかい地球を掴んでくれているということだ。

この、足のゆびはヒトの運動において非常に重要である。


1.安定して立つことが可能になる

まず、基本的な役割としては、足のゆびがあることで、しっかりと地面を押すことができるので、
体重が前にかかってもある程度、踏ん張りが効く。

この機能が弱まると、前にバランスを崩した時にうまく踏みとどまることができず、転びやすく
なってしまう。

最近では、特に足の小ゆびをうまく開くことができない人が多い。

足のゆびじゃんけんで言うと、パーができない。

簡単に試せるので、今すぐ足の小ゆびが開くかどうか試してもらいたい。

開かないということは、普段から小ゆびがうまく働いていない証拠であり、小ゆびにつながる神経
ネットワークが乏しくなっている。

小ゆびが開くと、立った時の横への踏ん張りが効きやすく、横への安定性もずいぶんとよくなる。

小ゆびが開く人は実際に立って、しっかり小ゆびが開いた状態で左右に体重を移動し、踏ん張り具合を
確認してほしい。

小ゆびを開いていないときよりも、踏ん張り具合が違うはずだ。

開かない人も嘆くことはない。

一生懸命、{小ゆびよ、開け!」と念じながら、開くように動かそうとすることを毎日続けると少しずつ
動くようになってくる。

ただし、時間はかかる。

長期間、小ゆびを使っていなかった人は、その分動くようになるまで、時間がかかる。

ご高齢で若い頃から全く使えていなかった人は、なかなか動いてこないかもしれない、根気よく続けることが
大切だ。

特に高齢者の転倒予防としても、非常に重要な役割を果たすので、転倒予防教室では、おそらくほとんどの
ところで、足のゆびの体操が取り入れてあるはずだ。

高齢の方のみならず、若い人やスポーツ選手にとっても非常に重要である。

スポーツで言うと、サッカーやバスケットなど、速いスピードでターンするときなど、そのスピードに負けない
ようにしっかり踏ん張って、体の進む方向を変えなければならない。

その踏ん張りの際に、足のゆびの強さが効いてくるのである。

だから、スポーツ選手にこそ、しっかり足のゆびの体操やトレーニングが必要である。

自分がリハビリする選手には必ず足のゆびをトレーニングを一つ加えている。


足のゆびの役割には他にスポーツ選手にとって、大切なものがもう一つある。

長くなってきたので、次回へ続く。   と、思う(予定)。



股関節を使ったスクワットの方法

2013-06-21 23:58:54 | スポーツ
よくリハビリやトレーニングでスクワットを使う。

スクワット。

言うのは簡単だけど、実は奥が深い。深すぎる。


スクワットと言えば、わかりやすく言うと、中腰程度までかがむ運動。


専門的に言うと、下肢の3関節すなわち、股関節、膝関節、足関節を屈曲させていき、重心を上下させる運動である。

まあ、教科書によって、もしくは人によっていろいろ説明の仕方は変わってくると思うが、基本的には合っていると思う。

しかし、この3関節のそれぞれの角度が非常に重要である。

目的によっても変わってくるが、パフォーマンスを意識して効率よくやろうとすると、股関節と膝関節がちょうど同じ
くらいの角度になるくらいが最もよい。

ただし、膝がつま先よりも前に出てしまうのは、膝の前にかかる負担が大きくなってきてしまうので、あまりお勧めしない。

3関節のうち、最も大きく、太い筋肉が回りに多くある、股関節をしっかり使いたい。

しかし、最近の子供を見ていると、この股関節を使えない(股関節がしっかり曲がっていない)子が多い気がする。

書き出すと、いろいろと止まらなくなるので、今回は最も簡単にいい姿勢でスクワットの姿勢をとるコツを紹介。

1.まず、ちょうど膝と股関節が90度になるような椅子に背筋を伸ばして座る。その際、背中は背もたれにつけず、浅く座る。
(椅子の高さがおかしいが、足は床に着いた状態)

2.足を少し手前に引く。

3.背筋を伸ばしたまま、骨盤から上半身を前傾させる。(イラストでは骨盤は前傾していないが、骨盤から前傾)

4.そのまま、頭を前に移動させながら、両足に体重を乗せて、お尻を座面から浮かす。背筋は伸ばしまま。この時、膝が前に出過ぎないように要注意!

5.重心が後ろになりすぎないように、自分の足の裏を感じて、一番体重がかかっているところを土踏まずよりも少し前にコントロールする。

実際に、スクワットの姿勢をうまくとれない人にはこれで簡単に指導できる。

本当に体の使い方は人それぞれなので、一概にみんなこれでうまくできるとは限らないが、指導するうえでこのやり方はうまくいきやすかった。

ここで、前提条件となるのは、背筋がまっすぐ伸ばせることである。

これを、背中が曲がったご老人に行わせると、厳しいものがある。

そういう場合はまた指導方法が変わってくるだろう。

このあたりになると、理学療法士などの専門家がしっかり指導することが大切だ。

これは基本中の基本で、モモ前の筋肉を特に鍛えたい場合などはまた違った方法をすることもある。

やればやるほど、

いろんな人のやり方を見れば見るほど、

奥が深い。

サムライ&なでしこジャパン

2013-06-20 23:57:57 | プライベート
今日は、朝から男子日本代表対イタリア代表戦。夜に珍しく九州でなでしこ対ニュージーランドとの対戦があった。

男子に関しては、今日はいいサッカーをしていた。

前半途中まではほぼ日本ペースで、イタリアのお株を奪う戦いぶりだった。

ミスもあり、失点を重ねたが、攻撃に関しては前回のブラジル戦よりも断然によくなった。

ニュースでは、ザッケローニが長谷部を呼んで、日本代表のポテンシャルを信じ、もっと自信をもってやることを期待
しているという感じのことを長谷部に伝えたらしい。

これまでの戦いや、海外で活躍する選手を見ても、十分世界と戦えるはずなのに、どうしてやろうとしないのか、と。

確かに、日本はまだまだ挑戦者の立場。常に全力で120%の力を出すつもりで毎回戦っていかないといい試合はできないはずだ。

それなのに、もしかしたら選手はやれるはずだ、という余裕のようなものが少し生まれていたのかもしれない。

まずは、自陣のゴール前では安全なプレーを心掛けること。

攻撃に関しては、積極果敢に前に仕掛けること。

これに尽きる。

勝つために、まずつなぐんじゃない。

ボールを少しでも敵のゴールに近づけなければ、シュートチャンスも生まれないし、見ていても、ましては敵からしても
怖くない。

自陣のゴールに向かって攻めてくるからこそ、敵は必死に守るのであって、バックパスや横パスだけでは、何の怖さもない。

ただ、前ばかり見て、縦パスだけでは、有効だとは言えないが、必ず縦パスを通してゴールに近づけるという目標のための
バックパスや横パスでなければならない。

個のスキルは毎年、上がっている。

全員で前を目指せば、もっといいサッカーができると信じている。

そして、夜のなでしこ。

こちらは、ベテランの澤や丸山らが代表に戻ってきて、ずいぶん引き締まっていたように思う。

中盤でのプレスもまずまずだったし、攻撃も人数をかけて攻めていたので、絶好のチャンスもしばしばあった。

しかし、前半の宮間の退場が痛かった。

イエローカードをもらった2つのプレーを見ても、イエローカードを出すほど悪質ではなかったと思うが。。。

一人少なくなってからは、前にかける人数も少なくなり、攻撃が単発もしくは中盤でつぶされることが多かった。

どうしても、ボールを奪ってからの推進力がなかった。

いくつか、チャンスはあったが、やはりフィニッシュまではなかなかつなげられなかった。

まだまだイージーなミスも随所にあったので、全体的なレベルアップは必要だし、運動量ももう少しほしいところ。

でも、期待できそうな雰囲気はあった。

試合とはあまり関係ないが、なでしこのフィジカルコーチである広瀬さんは、以前ご挨拶したことがあるが、早稲田で
准教授をされており、研究も行いながら、代表レベルの現場で実際に指導もされているという、尊敬すべき方だ。

研究に偏りすぎてもだめだし、現場より過ぎてもよくない。

と、個人的には思う。

なので、将来、自分も研究も行いながら、現場でもバリバリできるような人になりたい。