A pedestrian takes a photograph of an electronic stock board outside a securities firm in Tokyo, Japan. Photographer: Toru Hanai/Bloomberg
13日の東京株式相場は3日ぶりに反落。英議会が欧州連合(EU)離脱修正案を否決したほか、米国が対中追加関税の選択肢を残す可能性を示し、世界景気の先行きに慎重な見方が広がった。電機やゴム製品など輸出関連、保険や証券など金融が安い。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券の折見世記シニア投資ストラテジストは、英国のEU離脱について「延期を決めるとの見方が多いが、それをEU側が了承するかは不透明。経済に混乱を招くとの警戒は続く」と指摘。ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表の中国に対する強硬姿勢は「通商交渉に影響を与える可能性がある」と述べた。
前日に大幅上昇した反動への警戒もあって小安く取引を開始、午前半ばから下げ幅を広げた。東洋証券の大塚竜太ストラテジストは「海外勢など短期筋による仕掛け的な売りが先物主導で出ているようだ」との見方を示した。折見氏はまた、相場が「上昇していくには材料不足」とみている。
13日は3営業日ぶりに反落
東証1部33業種は保険や証券・商品先物取引、その他金融など金融が下落率上位に並び、石油・石炭製品やゴム製品、電機も安い
鉱業や不動産は上昇
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