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米当局、737MAXの安全性を強調-運航停止の40数カ国と一線画す

2019-03-13 15:08:32 | グルメ
米連邦航空局(FAA)は2回の墜落事故を起こしたボーイング737MAX型機について、運航停止を正当化する安全性の問題は見当たらないとの見解をあらためて表明した。事故を受けて他の40カ国余りが同型機の運航を一時的に停止する措置を講じている。


  FAAのエルウェル局長代行は12日夜の声明で、エチオピアで10日発生した墜落事故の調査を引き続き綿密にモニターし続け、必要なら行動を起こす方針を表明。「これまでのところ当局の検証ではシステム性能の問題は判明しておらず、運航停止を命じる根拠はない」とし、「他の民間航空当局も行動を正当化するようなデータをわれわれに提供していない」と説明した。

First Flight Of The Boeing Co. Max 737 Jet
ボーイング737MAX8写真家:Mike Kane / Bloomberg
  FAAとボーイングが737MAXの安全性を再確認したものの、各国が相次ぎ運航停止措置を発表したことからボーイング株は12日に急落していた。中国とインドに続き、影響力の大きい欧州航空安全庁(EASA)も、ボーイングで最も売れ行きの良い機種である737MAXについて、域内全域での運航を一時的に禁止した。

  EASAは声明で「事故調査は現在進行中で、事故原因について結論を出すには時期尚早だ」とした上で、十分な注意と乗客の安全を巡る懸念からの措置だと説明した。

  FAAと米運輸安全委員会(NTSB)は、10日の墜落事故に関するエチオピア当局の調査を監視するチームを設置している。エチオピア航空運航の737MAX8は同日午前に離陸してから約6分後にアディスアベバ近郊にハイスピードで墜落、乗客乗員157人全員が死亡した。調査官らは事故原因に関する情報を公表していない。

  エルウェル氏は「エチオピア航空302便の墜落事故に関するデータを緊急に調査するプロセスで、同型機の継続的な耐空性に影響を与える問題が見つかった場合、FAAは直ちに適切な措置を講じる」と言明した。


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