山にはやまの、里にはさとの

写真や日記や趣味やかきっこ

丹沢山塊に寒波襲来(回顧録)

2018-02-06 | 山や岳や回顧録

全国から体力の訓練に訪れる山、アップダウンのきつい山、誰れ云うこともなく呼ばれた山、其れはバカ尾根!

疲労困憊して前にも後ろにも進めなくなって、思わず吐いたバカヤローの一言だった。

この山に初めて登った時、登山口から山頂まで優に4時間はかかる。

しかし週1,2回のペースで一年も継続すれば山頂まで2時間を切ること出来る。

なのに常に全国登山三位の人気の山である。

以外や意外に中高年に人気の山でもある。高齢者と先ずはすれ違うであろう、追い越していくと頂上付近で

この高齢者に追いつかれることもある。山と相談しながらゆっくりと休みもせずに登る。何時何分頃

山頂に辿り着くかは計算済みなのである。又出会いがあって話が進む、片肺をとったとか、足腰の

手術をして再起にかけているとか、色々なドラマがある。正に人生登山の如しである。

塔の岳(動画)

 


北限 関屋のクロヤツシロラン

2018-02-03 | 野生ラン

《関屋のクロヤツシロラン》

  


2018-2-1の事だった。

新潟県の北限に関屋のクロヤツシロランがあるとの情報を頂いた。

其れで今の状態を尋ねたら果実が2本突っ立っているとのことだった。

早速画像を送ってもらって見たら、短い花柄に青味掛かった果実が本当に

付いていた。花は咲いたのかと聞くと昨年の10月に咲いたとの返事。

信じられないからこれも画像を送ってもらった。立派に咲いていた。

しかし何んか変である。良く見るとボックスに入っている様だ。

種明しをすれば

これですっかりばれてしまった。実生から栽培したという事だった。

でも2月のクロヤツシロランだ信じ難いことばかりだ。しかも実生からだ。

どのような環境で厳冬の豪雪地の2月に管理しているのか。

北限の地を変えてしまうのか?

生態系に異常はないのか?

一石を投じた情報でる!

果たして新潟にクロヤツシロランは生息できるのか?

今後の連絡で成り行きを報告出来ればと思います。

 

《北限更新? 神奈川のハルザキヤツシロラン》

2020-02-28開花

実は時期外れの開花は、種子直播き実生の開花である。例によって腐生ランの

    ハルザキヤツシロランに挑戦して三年目念願の開花を見た。クロヤツシロラン、   

 アキザキヤツシロランそして今回のハルザキヤツシロランの開花成功となった。思いも

よらぬその開花姿に感動した。リップの鮮やかなオレンジ色、目玉ふうの芯弁収縮

隆器官(仮)の濃色のミドリ色には驚いた。更にはその柱頭部の部位はまさに袈裟を

まとった地蔵様である。仮に説明を付ければお稲荷さんの白狐の上に鎮座する黄金

の絵巻である鮮やかできれいである。これ迄は腐生ランのショウキランの右に出るもの

は無いと思っていた、しかしこの不思議なハルザキヤツシロランの花本来の素顔を撮影

することができたのは実生栽培に成功した為と思っている。