今月1日の「ファーストデイ」に映画「チェンジリング」を観ました。
「チェンジリング」 http://changeling.jp
映画としての出来は評判どうり、素晴らしい作品ですね。
ほとんどの前知識をシャットアウトしてみたので内容にはかなりビックリしました。まさか史実の連続殺人を扱った内容だとは思いませんでした。
クリント・イーストウッド監督、アンジェリーナ・ジョリー主演の作品です。
9歳の息子が行方不明になったとき、シングルマザーはどうするのか?警察や周りの人々はどのような行動をとるのか?子どもはどうなるのか…
畳み掛けるようなストーリー展開で観客に息つく間も与えません。作品の内容上、とても重い1作ですが、脚本・音楽・演出すべて超一流です。平たい言葉で言えば社会派大作という分類になるのでしょうが、イーストウッド監督が言いたかったのは何か?と考え込んでしまいました。
1.親子の絆と情愛
2.権力の横暴と恐怖
3.人間と社会の脆さ
4.人間の異常犯罪性
5.人間の生きていく意味
すべての点でアピールしてかなりの成功を収めている作品だと思います。全ての点をメッセージ性控えめにして、「どう観客が受け取るのか」加工せずに差し出したような映画だと思います。
あえて原材料のままお客に味を見てもらうという感じです。
クリント・イーストウッド監督をはじめ製作者側の懐の深さを痛切に実感しました。
この映画は1930年前後の設定ですが、なんだか今の日本の状況にも似ていました。日本の警察はさすがにここまで腐りきっていないとは思いますが。
とにかくまず、子供と家庭は守り抜かないといけませんね。こんな事の起こらないような社会をつくらないといけないとまじめに思います。
それにしてもアンジェリーナ・ジョリーの演技はすごかったです。鬼気迫る熱演でした。
「チェンジリング」のレビューになってしまいましたが、今日紹介は同じくイーストウッド監督の「マディソン郡の橋」
この映画には正直、ついていけませんでした…
映像テクニック(特に季節感や色彩の使い方)は素晴らしいのですが、どうも主人公の人妻にもカメラマンにも感情移入できなくて残念ながら傑作とは思えません。一緒に鑑賞した女性は号泣していましたが…
