ぐりの部屋

好きなことについて書きます

ティアーズオブザキングダムの不満点

2023-06-26 23:14:49 | ゲーム
前回に続き、
「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」についてもう少し語りたいと思います。



まーどんなに素晴らしい作品でも不満点が無いものなんて有り得ませんからね。

というわけで今回は、
自分にはハマらなかったところ!
(※超個人の意見です!)
ネタバレMAXで書いていきます。




・リンクが喋らない
リンクが喋らないのはシリーズお馴染みだが、それはおそらくプレイヤー自身の感情を重視しているからだと思われる。過去作の多くはプレイヤーが主人公の名前を自由に決められる仕様であり、それはつまりリンクの冒険ではなく、あくまでプレイヤーの冒険ということになっているからだと思い、この仕様については前々から個人的には不自然だと思いながらも一応納得はしていた。
しかし本作(前作も)は「リンク」という名前で固定される。プレイヤーは主人公の名前を選べない。それならそれで一向に構わないのだが、しかしそれならば“喋ってくれ”と思うところ。
というのも、場面々々でいちいちリンクが言葉を発さずジェスチャーだけで会話をしているのが不自然すぎるから。はっきり言って「変」。前作の「当たり前を見直す」というコンセプトがここで活きないのが残念。「リンク」と名前を固定するならプレイヤーとは別の人物になっているということなので、それなら喋るべきでは?と思う。


・ストーリーに予想外が無い
メインストーリーに偽ゼルダ(ガノンの差し金)が度々出てくるのだが、二度目の邂逅辺りで「もうさすがに気付こうよ…」と思ってしまう。
明らかにやっていること敵側の行動だしリンクも仲間にちゃんと意見しろよ無能かよ!と言いたくなった笑。
わかりやすくシンプルなストーリーのアクションゲームだから仕方ないのだが、いつかウィッチャーのような大人向けストーリーのゼルダが作られるともう一段階魅力が跳ね上がるのになー…という売り上げ度外視の滅茶苦茶勝手な意見である笑。
とにかくもう少し予想外な展開を追加して欲しい。更に言えばムジュラやトワプリのような不気味さも欲しいところ。詰まるところ大人向け要素を。




・当たり前を見直さないでほしい点
地底でダメージを食らうとハートの回復ができなくなる仕様はただただストレス。ラストの戦いがこの仕組みなのでせっかく耐久を強くしてもその恩恵が得られない感じがした。それから前作からの武器耐久、がんばりゲージシステム…次回からは削除して欲しい。個人的にゲームのストレス部分の大半がこの点だった。


・クラフトの操作が後半だんだん面倒くさくなる
素材さえあれば過去に作ったクラフト品を瞬時に作成できる「ブループリント」という救済措置能力もあるにはあるのだが、それでも後半はクラフト自体が面倒くさいと思ってしまった。これは単純に自分がこのゲームに合わなかっただけのことだと思うが…。
ついでにもう一つ言うと、くっつく場所が絶妙にズレルのもストレスだった。


・盾がうまく使えなかった
両手持ち装備になると武器をしまってからしか盾を構えられないので、とっさの攻撃を食らってしまう。ゲームだからそこはいつでも構えられるようにしてほしかった。もちろんこれも完全に自分の技量の問題ではあるが…。


・メニュー画面でしかクラフト素材を剥がせない
メニュー画面を開かないとできないことが結構あった印象。長くプレイする作品だからこそもっとスムーズな操作感が欲しかった。


・ミニマップに表示される目印が6つしか使えない
従来のオープンワールドゲームの二番煎じになってないところがゼルダの魅力なのだが、マップに関しては他のゲームをもう少し参考にして欲しい。単純に見づらいし、ミニマップに反映される目印が6箇所までなのは何故なのよ。


・そもそも操作性がいまいち
武器の切替、ジャンプやダッシュのボタン配置など、いくつか操作性に関してもの凄い悪いと思える部分がある。本作の難易度を上げている要素の大きな部分は操作性の問題か?と言えるかもしれない。


・探索やクエストのしがいがない
前作もそうだったが、スクエニの「フォースポークン」と同じで宝箱や報酬がなかなかどうでもいいものばかり。
過去作ではハートのかけらがもらえるかもしれないから、という理由でフィールド探索を多少なりとも楽しめていた。繰り返し同じ場所を探索したり、無理して強敵と戦ったり、何度もやりたいとは思えないミニゲームでも何度も挑戦したりしていた。が、前作ブレスオブザワイルドと今作では、やらなくてもいいかな、と思ってしまう。コログの実か素材か特段必要としないアイテムの報酬しか基本もらえないからだ。中でも報酬が食材の時は「時間返せ」とまで思う。
報酬や宝箱を楽しみにして探索にわくわくできるオープンワールド作品にしてくれると、もっと長い時間遊ばれるのではないだろうか。




・一部楽しくない祠がある
これまでに入手したアイテムや装備品が一旦リセットされ、身ぐるみはがされてパンツ一丁で戦う祠とクエストがあるのだが、これは何にも楽しくない。こういう時に苦労しないように冒険を重ねて装備を集めてきたのだから、それを理由もなく取り上げられたら気持ちが下がってしまうだろうが!(そんな怒ることか)


・服の能力は徐々に機能が増える形にしてほしい
いちいち熱い寒い滑らない滝昇れない等で変えるのが面倒くさい。ボタン1つでパッと変えられるか、順に機能が増えていく仕様にできなかったのだろうか。


・住民たちが呑気すぎる
世界に異変が起きているのだが、それに対して危機感をもっているキャラクターが少ない気がしてどこか呑気な世界観になっている。これはシリーズ毎度のことかもしれないが、そうなると気張っている悪役ガノンおじさんが逆に空気読めてない感じに見えてしまう。イーガ団とか看板立てとか友達のところに行きたい妖精とか…お前ら、世界に危機が迫ってんだぜ…?と言いたくなる笑。


・美人がゼルダしかいない
アジア人は欧米諸国から細く尖ったつり目のデザインで顔を描かれることが多い。日本人ってそんなに顔尖ってるか?といつも外国製のアニメ等を見て思うのだが、本作のキャラクター(特に女性キャラ)もそういう顔立ちのデザインが多い気がする。日本人が作っているゲームならその辺のリアル偏見を克服するようなデザインにしてほしかった。そんな中、ゼルダだけ異様に可愛らしく描かれているのは立場を差別化するためなのだろうか。女神的な存在だからか。とにかくモブキャラももう少し可愛らしくしてほしかった。過去にはちゃんといたのだから。マロンとか。カーフェイとか。アリルとか。



とまあ、長く色々書きまくりましたが、
結局のところ、プレイ時間ゆうに100時間越えた個人的神ゲーだったことは間違いないです。ありがとうございます任天堂。


次作は何年後でしょうか。
今後もこの流れの作品になるのか、更に全く新しいゼルダになるのか、過去作のようなゼルダも継続されていくのか。
いちシリーズファンとして今後のゼルダも楽しみにさせていただきます。

以上です。

ティアーズオブザキングダム クリア

2023-06-18 22:52:29 | ゲーム


「ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム」

エンディングを迎えたので、、、


以下良かった点についての感想です。
(ネタバレします)



・クラフトでの組み合わせが大体思ったように機能してくれた。
これとこれをくっつけたらこうなるかな?と思ってやってみると概ねその通りに動く。前作からそうだけどオープンワールドでこの処理量は他で見たことないしすごいと思った。


・てっきり空に新たなマップが広がっていくのだと思っていたら、どちらかと言えば地下がメインだったこと。
発売前の映像の見せ方がうまかった。てっきり空がメインだとばかり。もちろん空もあるし、何より空から地下まで画面切替なし(シームレス)で移動できるのが驚愕。




・仲間と共闘できること。
シリーズでは珍しいし前作には無かった。ぞろぞろと仲間(の分身だが)を連れて旅するのは新鮮。正直、立回りはイマイチでぼけっと突っ立ってることが多くあまり役に立たない味方なのだが笑、共闘自体がゼルダでは珍しい試みなので嬉しい。特にシド、そして最後ゼルダとの共闘はなんか込み上げるものがあった。


・トーレルーフとモドレコ。
天井を貫通するトーレルーフと動きを巻き戻すモドレコ。この機能をオープンワールドでやれてしまうのは革命だと思う。特にモドレコはすごい。やりすぎなくらい。プレイヤーの工夫を無限に広げることができる。ただし能力の切替時のボタン操作がちょっと面倒くさくはある。




・ガノンドロフと会えた!
シリーズファンの多くはガノンじゃなくてガノンおじさんに会いたかったはず。正統シリーズ作でありながら前作では闘えなかったので、とにかく嬉しい。ボスの名前が戦闘開始時に赤字で出るのだが、威圧的なおじさんが立ちはだかって「魔王ガノンドロフ」と表示された瞬間、おおーッと叫んでしまった笑。トワイライトプリンセス、スカイウォードソード(終焉の者)での一騎討ちを思い出した。シリーズファン的に熱い!




・ゼルダのショートカット
かわいすぎ。
髪型決めた人、英断過ぎる。


・祠楽しい
パズル要素の祠を巡るのが前作よりも苦にならなかったし、何なら毎回楽しく感じた。前述したトーレルーフとモドレコの能力が凄すぎるので、正規のやり方でパズルを解かなくとも工夫次第で無理矢理にクリアできるステージも多い。この余地を開発スタッフもわかって作ってると思うので、それがまたプレイヤーにとってはより自由度の高さを感じられる点だと思う。


・神殿の攻略とボス戦が楽しかった。
ゼルダのダンジョンといえば、鍵が閉まってる扉がいっぱいあり、パズルを解いて中ボスを倒して新アイテムや鍵を手に入れて、、、と進むのが基本だった。しかし前作からその「当たり前」が見直され(能力が最初から全て解放されているというシステム上そうせざるを得ないのだと思うが)、ダンジョンの進め方が大きく変わった。これは賛だけでなく否もあると思うが、それでもとにかく本作のダンジョンは割りとシンプルでわかりやすく、楽しかったと思う。そしてボス戦は仲間との共闘をうまく演出できる攻略法になっていてそれも良かった。


と、主にはこんな感じでした。

またゲームオブザイヤー取ってもおかしくは無いとは思いますが、今年はライバル沢山ありそうですからどうなることか。。。


…が、しかし、
良かったところ盛り盛りなんですが、
そうは言いつつ不満点も細かいところになりますが実は結構ありまして……


というわけで、個人的に不満だったところも挙げてみようと思います。


が、
長くなるので、それはまた次回に。


鳥類弁護士の事件簿 感想

2023-05-17 11:28:00 | ゲーム


2時間×2日間でさっと終わりました

Nintendo Switch版
「鳥類弁護士の事件簿」

裁判アドベンチャーとでも言いましょうか。
逆転裁判に似せつつ(実際意識して開発されたらしい)、シュールで不思議な雰囲気に仕上げられた怪作でした。

まず音楽。
仰々しいクラシック。全部では無いですが、時折雰囲気に合わずどことなく不穏です。
ある意味正解なのか。

次にキャラクター。
人間出てきません。動物の世界。
異質すぎて逆にすごいアイデアだと思いました。

そしてストーリー。
第一幕の結末が衝撃でした。いきなりこんな潔く騙されるのか…。もともとの雰囲気もあり怖くて笑えませんでした。

最後に、日本語訳。
これは良かった。翻訳者の力でしょう。
大手の海外ゲームなどをプレイすると、結構な頻度で雑なローカライズに当たりますが、これは読みやすかったし誤りも多分無かった。海外大手の制作会社は逆に見習って欲しい。


以上です。
短いゲームなので短く終わります。







FORSPOKEN 感想

2023-05-13 13:32:27 | ゲーム


PS5「フォースポークン」

トロフィー95%でクリア。
世間からの評価はあんまりでしたが、
やはりゲームは(何でもそうですが)自分でやってみないとわからないものだと思いました。
誰がどう考えても酷い評価をせざるを得ない作品も時々ありますが、
今作はプレイヤーの好みの問題で評価が分かれるくらいの一定の面白さの基準は満たしていたと思います。
(これすらも個人の評価になってしまいますが)


総評として、自分は結構楽しめました。
確かに悪いところの方が目立っていて、巷の酷評レビューの内容も大いに理解できましたが、それでも個人としては100点中75点くらいでした。
自分には十分楽しめる範囲。

ただし、今月配信予定のDLCまではやらないと思います。
他にも控えてますからね
ゼルダとか…

以下ネタバレ有り感想です。



〈良かったところ〉
・オープンワールド広い
単純にフィールドそこそこ広くて嬉しい。単調ではあるがあちこちにイベントやアクティビティがあるので、オープンワールドの醍醐味であるマップ解放が楽しめた。
これを面倒くさいと思うか否かで評価だいぶ変わると思う。

・ロード爆速ワロタ
ロード速すぎ。ソフト起動後10秒後くらいですぐ動かせるのは驚き。

・景色が明るい
時折、瘴気という闇に覆われる時間があるが、通常時は見渡しやすくて美しい景色が広がっている。目的地まで迷うことが少なく助かる。

・移動が速い
広い世界をスピーディーに移動できる。
ただ、もっと速くてもいいくらい。

・装備が複雑じゃない
アクションゲームで装備できる部位が多いと時々嫌になる。指先、マント、ネックレスのみの装備でわかりやすかった。

・ホグワーツレガシーより魔法使い
演出や種類など魔法のバリエーションが豊かで魔法使いのゲームより魔法使いになれる。
特に最大まで溜めた際の演出がすごい。


〈いまいちなところ〉
・地味にストレスな操作感
数メートル先にさっと動くだけなのに、行きすぎたり不必要に飛び上がったりする。いいからじっとしてろ、と言いたくなる笑

・縦の移動に苛立ち
四段ジャンプや次元移動の魔法があるが、それを使った直後は壁を使ってのジャンプができなくなる。通常はできるのに。
壁ジャンプと組み合わせて高いところに登りたいのに、これも地味にストレス。

・宝箱の中身がいらないもの
ほとんど要らないもの。消費アイテムの一種。沢山あっても探索の意欲が湧かなかった。

・世界観に魅力が…
ストーリー上最低限知ることになるメインの物語以外のことは特に知りたいという意欲が湧かなかった。アーカイブ等で登場人物や世界観をより深く知れるのだが自分は読み飛ばしてしまった。

・主人公に頼りすぎな登場人物たち
巷のレビューで、主人公性格悪いみたいなことが書かれてたが、個人的には拠点となる街の住人の方が駄目だった。最後認めてはいたが自分たちは何もせず主人公頼り、協力を得られないとなるやいなや冷たく当たる。街中で魔法ぶっ放したっていいんだぜ?笑

・ダンスのサブイベント
ボタンタイミング良く押すだけのクエスト。30分以上かかった…
あの時間何だったん…



・字が小さすぎる
メニューとか表示の字が小さすぎて見にくすぎる。オプションでも大きくできないのは何なのか

・まさかのエンディング後に…
世界を破滅させようとしていた奴をその後もまた連れていくのはなぜ??
話し相手が欲しいのはわかるけどよ…




以上です。
やったことある人は多少わかってくれるのではないかと思います。


DESIRE

2023-04-13 12:40:05 | ゲーム


PS4「EVE ghost enemies」に
クリア後特典的なものとしてついてくる
「DESIRE」をクリア。


昔の18禁PCゲームを一般向けにしたため濡れ場全カットverみたいにしたものです。
これ自体も大分昔の作品です。


アドベンチャーゲーム界隈では有名な作品なので、ゲーマーとしては一度やっておきたかった😆
昔の機器を揃えずに現代のマシンでできるようにしてもらえるのはありがたいことです。

ただ結論からいうと、昔を懐かしむという意味では楽しめましたが、色々とストーリーにて不満な点があり、総評としては古くさいことを抜きにしても微妙な作品でした。
(後で調べたら世間のレビューも賛否両論でした)

しかしとにかく、昔の作品をプレイできたこと自体はありがたいことだと思います。
ありがとうございます!


最後に、
内容と関係なく古っぽくておもしろいなーと思ったことをいくつか、


・顎が気になる!😅









・急に劇画タッチやめて!
(シリアスなシーンなのに笑っちゃうから)










・笑うとこか…??
 (人が死んだ直後に)


マコトは何か好きになれませんでした…






・その顔やめい😅




「口を尖らせる」を極端な書き方したのでしょう。それにしても顔!





ちなみに本編の「EVE ghost enemies」は普通に面白かったです。
アドベンチャーゲーム好きならやってない人はいないと思いますが、もしまだなら是非!とおすすめできる作品です。


サントラ出ないかな~