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マサキ日記

つれづれなるまゝ、日ぐらし硯に向ひて、心に移り行くよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、怪しうこそ物狂ほしけれ

配偶者特別控除(上乗せ部分)の廃止の影響

2005-06-09 12:56:04 | Weblog
 昨日に続いて、この時間(昼休み)に仕事(税金)の話。

 問い合わせ内容で圧倒的に多いのが「去年より税額が上がった! なんで?」というもの。

 まだまだ不景気だから、給料がはね上がることもなく、また、年金制度が破綻寸前で年金収入が増えるわけもないのに。なんで同じぐらいの収入なのに税金が高くなったのか?

 最大の原因(と言っても過言ではあるまい!)は「配偶者特別控除(上乗せ部分)の廃止」です。
 昨年度まで一般的には「配偶者控除」で33万円(※住民税)、「配偶者特別控除」で最大33万円(※住民税)の合計66万円が所得から差し引かれていました。
 今年度分から「配偶者控除」と「配偶者特別控除」をだぶって、とることはできません。
 
 単純計算ですが、住民税率は5%、10%、13%(お金持ちほど高い税率)の3つの区分。所得から差し引く33万円がなくなるということは、昨年度に比べて、見かけ上、所得が33万円増えることになりますので、

 33万円× 5%=16,500
 33万円×10%=33,000
 33万円×13%=42,900 ぐらいは上がる計算(定率減税は無視しちゃってます。)です。

 なかなか負担が大きいですね。16,500円ぐらい増える人の中には、去年は均等割(4,000円)だけだったのに、一気に17,000円ぐらいになってしまって、前年度比3倍!! そりゃビックリするのも無理はありません。

 来年はもっと大変です。定率減税が2分の1になってしまいますから、もっと、たくさんの人の税金が増えます。
 それから、65歳以上の方は老年者控除の廃止で、所得から差し引く金額が48万円(※住民税)なくなります。つまり、今年と比べて、さらに、所得が見かけ上48万円増える計算です。税金も上がります。

 来年の今ごろ、もっと電話は鳴りっぱなしのことでしょう…。

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