地方の商工会議所に勤める中小企業診断士のブログ 「お酒と読書と、中小企業支援の話」

田舎の商工会議所が行う中小企業・小規模事業者への支援。そのリアル。息抜きに楽しむお酒と読書の話。

心も技術も足らん

2024-09-12 08:14:00 | 中小企業診断士・伴走支援
話はよく聞いてくれるし、話してもくれる。
今後のことを考えた新しい製品、新しい業態の話もその時は盛り上がる。
だから、いろんなことを提案する。
でも、その経営者は動かない。
何度提案しても頑として動かない。

この10年間、ずっと昔のままに団子を焼き続けている。変わらないことが原因で起こる様々な辛い困難に苦しみながら。

将来の話などをしている時は嘘をついたり調子を合わせたりしているだけ…には到底見えない(そんな芸当ができる人には思えない)。
提案は無理なことを言っているつもりはない。
経営者が求めているものとズレている可能性はある。自分ではそんなにズレてないと思うんだけど…

そもそもこの方は何も求めていない可能性もある。
ときどきいる「自分だけでやりたい人」?
でも、そのわりには永遠に変わらないだろう姿を見せてくれている(笑)

目の前の売上につながる事業には飛びついてくれる😅

くそ、
心も技術もまだ足らんということだろう





二次試験は経営支援のリアル

2024-08-06 08:24:00 | 中小企業診断士・伴走支援
この週末が中小企業診断士の一次試験だったんですね…(懐かしい…)

できた人は二次試験も頑張ってください。
二次試験はリアルな経営分析・支援のシミュレーションの場です。
二次試験で出題される事例は、よく「辻褄があわない」とか「支離滅裂だ」と言われますが、とんでもない。
あれこそがリアルです。
リアルの社長の言うことの方がよっぽど辻褄が合わず、支離滅裂です(笑)
(言い換えると、思考や発言が直感的、直情的、直接的なことがままあるということですね…)
私たちは、その中から大切な部分を抜き取って、整理して、必要なところに切り分けていく。
やってることは同じです。
試験のためだけでなく、資格を取ってからの役にも立つのが二次試験です。頑張ってください。

一次試験、あまり芳しくなかった方。
まず、今、持っている問題集を3回くらい回しましょう♩(今までの合計で3回)




問いかけを続けること

2024-08-01 09:48:00 | 中小企業診断士・伴走支援
今日は研修で東京に来ています。
なのに、時間潰しに入ったのはスタバ。いつもと同じものを飲んでいます。
この歳にしてやっと東京に対する免疫が出来てきたかと感じています(笑)
消費者的には、スタバに払うお代にはWiFi代と充電代も払ってる感じですよね。だから高くない。

昨日は職員向けの伴走支援研修の講師をお願いしているN先生と打ち合わせ?をしました。
打ち合わせなのに、私にとってはもう研修を受けた気分になっていました。
かなり多くの気づきを得られました。肝要が多くあるわけではないけど、それが多くの場面で通用することがイメージできました。
大切なのは、問いかけていくこと。
(↑基本なんですかね💧)
いろいろ試行錯誤していきたいと思います



易きに流るる…

2024-07-23 08:09:00 | 中小企業診断士・伴走支援
経営者が自己変革力を高めるために…
①経営者が潜在的な課題を見つける
②経営者が課題解決行動に着手し継続する

チームとしては、意外と②の方が商工会議所がお手伝いできるところのような気がしてきました
①の支援はどうしても個人スキル。
②の支援はチームや枠組みでできる
(商工会議所の強みであるネットワークや団体効用も発揮できる)。
もちろん、その課題が本質的なものなのかどうかを私たちなりに確認してのうえですが…

でも、それじゃあ、今までの支援とあまり変わらないのか…
あかん、易きに流れてしもてるわ…



コアがあれば、向く方向を変えるだけ

2024-06-20 12:02:00 | 中小企業診断士・伴走支援
昨日訪問したのは、5年ほど前に ものづくり補助金を受けられた会社です。
もの補助ではよくある話ですが、最初計画していた事業(製品)は早々に先細りとなり、横から出てきた新芽が今伸びつつある…そういう状況です。

人生を通してやりたいことや実現したい夢があって始められた会社、そして補助金ですから、目下の目当てが失くなってもコアはぶれないんですね

スタート位置(本音の根源)が明確だから、その幹からいくらでも枝や芽が伸びてくる。
私は元々計画というものを当てにしていないので、こういう会社は安心して支援できるので好きです
「失敗」することがないんですよね