GOOBERリール日記

リールの修理、オーバーホール、チューニングの日記です
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Ambassadeur 2501C

2016-09-21 14:00:22 | #ABU
修理と言えども・・・
と言う記事です
長くなっちゃいました すみません

Ambassadeur2500シリーズ

クラッチの戻り不良の修理とオーバーホールにて入庫していただきました
リールに入っておりました
画像の右側のパーツ、クラッチを切るのが軽くなるパーツです
お預かりのリールに対してパーミングカップに装着した状態だと動きは問題無いのですが、
リールを組み上げたら動作不良。
そして画像の左側のノーマルに戻して組み上げると問題なく作動します。
原因はこの部品の良し悪しでは無く、組み込まれるリールに問題が隠れています。
リールの調整をメインに作業させていただいておりますので、直ぐに原因箇所を想定出来ます
その箇所を含める全体を調整して修理完了になります。
修理?メンテナンス?オーバーホール?
区別が付きにくいのがリールではないかと考えております
毎日のオーバーホール作業は、ほぼ修理の連続、修理、修正の積み重ねで行われてます
部品が壊れて部品交換ってのが簡単な修理なんですが、何故その部品が壊れたの?壊れた時の周りへの影響は?ってなると、結局は全部分解して掃除して修理して調整するのでオーバーホールと同じになってしまいます。
今回のこちらのリールも修理を含めてのオーバーホール(作業代金5400円)としてお預かりさせていただきました。

きちんと治す修理には金額が掛かってしまう事を
ご了承いただけましたら幸いと思います





では何故この部品が必要なのか?
このシリーズにはクラッチが軽い個体があれば、クラッチの切れが重い個体もあります
重い個体にこのパーツを入れると軽くなります。見た通りバネの力ですよね
ただ どうでしょう?
クラッチが軽い個体はこの様な軽くなるバネが入っている訳ではありません 重いクラッチと同じバネ
では何で軽いのが有るの?
やっぱりリール自体に秘密が隠れています
其処を出来るだけ修正して軽くなるように作業するのが当方のオーバーホール作業です
でもね〜修正の限界を越してる部品も多く、頑張っ調整しても スペシャルにはならないリールもあるのです 使うには充分な出来上がりですが

そしてリールフレーム修理
フレームの修正治具が加わり 修正治具以前の作業より数段良いリールを作れる作業になったと思います。

クラッチ修理はクラッチ周りだけでなくとフレームも関連しているんですよ〜

修理と言えども奥が深くて楽しいAmbassadeur Reel


老眼でね
このくらいの文章をIPhoneで入力するとね
目がショボショボして作業復帰に時間がかかるんすね〜(笑)
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