愛で始まり腕力に終わる

2007-05-22 20:03:59 | Weblog
日本の辞書編纂の第一人者
金田一春彦さんの子供達が
父の事を語り合うという番組を偶然見た。

父が言ってたことで印象的だったこと。
日本語の辞書は
あ・い「」からはじまり
わ・ん・りょく「腕力」に終わる(笑)と。

金田一先生らしい視点でおもしろい。

辞書は難しい言葉をひくのは当たり前だけど
簡単な言葉を引いてみるのが楽しいんだよ。と
先生が言ってたらしい。

調べてみた。

愛・・・いつくしみあう心。大切にすること・・
腕力・・うでぢから(笑)


金田一さんといえば、ご存命中に
ご縁があった。
渡仏前にアルバイトしていたカメラやさんの
お得意さんだったのだ。
奥さんがいつもフィルムを出しに来てた。

「こんにちは。金田一です。」

学者の奥さんらしく
控えめで質素な面持と上品な振る舞いが印象的だった。

3人の子供さん達は
それぞれに、研究者や本の編集者など
金田一の名に恥じないお仕事をされているようだ。

何か教えてもらった記憶はない。
しいていえば、背中をみて育ったんだよね、我々は。
と和気藹々と話をする兄弟の姿。

金田一先生のやさしい笑顔を彼らの中に
見出して懐かしくなる。



mimi

2007-05-21 21:52:01 | Weblog
渡仏前に耳鼻科へ念のため。

NYでは少し遅れて今頃花粉症が
きてるよぉ。とNY友のあきつちゃんが
メールで言ってたから
ちょっと予防線。

近所の耳鼻科の爺ちゃん先生。

ヨーロッパへ歌いにいくんですけど。

どこ?

フランスです。

あー大丈夫だよ。日本の杉や檜はないから。

マロニエとかあるけど大丈夫かなと思って・・。

マロニエ・・マロニエ。
あぁマロニエね。

とおもむろに厚さ20センチはあろうかと
思われる植物辞典を開けはじめる爺ちゃん先生。

トチだね。トチの木。

でも今まで大丈夫だったんでしょ。
平気だよ。

いや、でも安心のために薬持っとこうかと。
鼻垂れてると歌いにくいし。

何歌うの?シャンソン?
あぁいいねぇ。

いえ、いろいろです。愛の讃歌とかも歌います。

あぁ、知ってる。
どんなメロディだっけ?

あなたぁーの燃える手で♪(なんで耳鼻科で歌ってるんだろう?
思いつつ爺ちゃん先生のために少し歌う)
ってやつです。
でも日本語のは好みでないからフランス語で。


ふぅんたいしたもんだ。

じゃぁ何かあったらフランスのお医者さんへ
行きなさいよ。
我々の大先生みたいなもんだからさ。
(ん?医学のルーツはフランスなのか??)

結局、アレルギー反応を調べるために
血液を採取しておわり。

血採られるの、キライ。
注射キライ。

歯をくいしばり耐える。

その間に爺ちゃん先生、もう次の患者へ。

耳鼻科ってのんびりしてるなぁ。
生死に直接関わらないから
診察中に辞書なんか開く余裕っぷり。

一応いつもの薬を出してもらう。

でもマロニエには効かんかもよ・・ブツブツ
と言いつつ・・

音楽家に耳は命の次に大事。
歌うたいには、喉と鼻は生命線。

考えてみたら大事にしなきゃ。


GO WEST!

2007-05-20 20:29:15 | Weblog
西へ向うぞ
ニンニキニキニキニン(これをわかる人は世代がわかる)

ピーカン晴れ!
撮影日和。7月ツアーのためのチラシ撮影。
朝8時お迎え便が来る。夫妻は6時起き!!

社長の友人がフルスペックトヨタエスティマ
貸してくれた。(アリガトー)

羽田空港まで快適ドライブ。
荷物を持たなくっていいって
楽チン。

ピーカン晴れのもと
飛行機とともにパチリ。
いいのとれたかなぁ?
即効で日焼け止めを塗って、
も1度パチリ。
展望台ではみんなが飛行機に見とれてる。

突然、手の甲にテントウムシがピタッ。
どこから君は来たのかな。
誰かについて飛行機に乗って来たのかな。

帰りに、KIHACHIの濃厚牛乳アイスを
ごちそうになる。おいし。

帰宅し皆で蕎麦をツルツルすする。
5月のゆるやかな休日模様。





Ayacollette GO WEST!! 2007 SUMMER

2007-05-20 00:06:05 | Weblog
夏のツアーのチラシ
Ayacollette GO WEST!2007 の
撮影準備のために
レーベル社長夫妻が自宅に
小道具、大道具を持って来てくれた。
撮影は明日、早朝。AIRPORTにて。

夕方6時過ぎ。うちあわせをしてると
リンリン。

あ、オレオレ。

今イギリス。今、朝。
元気だよ。
ここは物価が高いねぇ!
ハンバーガー食べようと思ったら
5ポンドもするんだよ。
日本円だと千円くらいじゃない?

へぇ。そんなにすんの。
でもこれからフェスティバルでしょ。
お客さんいる?

多分、けっこう。

そりゃいいね。
これから正念場ね。

あ、2ポンドはやいな。もう終わりそう。
そうそう、帰国日間違えてた。
日本は23日だって。
君はいつだっけ?

アハハ。
やっぱり1日後らせて正解。
24日だよ。入れ替わり
顔くらいは見れるね。
23日にしてたのを虫が知らせたか
1日遅らせたのだ。空港で会うはめになるとこだった。セーフ。


あーーもう切れるよぉ。じゃね。
ガチャ。


その後、衣装や小道具の相談をし
夏バカンス気分衣装イメージができあがる。

倉敷でもらってきた
絶品えんどう豆を豆ご飯にして
食べてもらう。うますぎて1人で食べるのは
もったいない。誰かに食べさせたかったのだ。
お2人とも美味しいと召し上がってくれた。

〆にお薄で。母の形見のお茶碗ならべ・・

撮影は明日朝はやい。
もうねよっ。





お日様とともに

2007-05-18 08:46:51 | Weblog
お昼の3時。

あ・・オレオレ(オレオレ詐欺みたい笑)

今、アイルランドの空港。元気?
こっちは朝の7時。昨日夜中ライブ終わり
2時に寝て5時に起きて今空港。
これからスコットランド。

いまいち縁のない土地柄なのでピンとこず。

アイルランドはテロが多いから気をつけなよ。

そういや空港の警備が異様に厳しいな。

これから正念場です。

あなたはいつ発つの?

顔見てから発つよ。

おみやげみつけたよ。

なになに?

内緒。

2ユーロ結構いけるね。

イタリアのハイウェイ公衆電話ぼったくりだったんだよ。きっと。

あ、そろそろフライト。
じゃーね。

ガチャ。

どうやら想像もつかない土地
アイルランドからスコットランドへ旅立つ時だったらしい。

そろそろ私も準備しなきゃ。

最近なんでこんなに眠いんだろう。
眠い時は、何かの変わり目だ。と
オーラで言ってた。
それにしてもよく寝る。
夢も見るのに覚えてない。
ひたすら寝るために寝ているようだ。

お日様が眠ると一緒に眠くなる。
そしてまた朝が来る。
陽はまた登る。

おはよー


憧れのカントリーライフ2日目

2007-05-17 11:17:36 | Weblog
美観地区に行こうと思ってたけど
倉敷 M家のお庭がとっても素敵なので
散策したくなり出歩かないことに。

M家の庭は日本庭園と母の野生ハーブガーデンと
お野菜畑と・・たくさんの木が育っている。

実のなる庭。まさに理想的な自給自足の
生活が可能なのだ。

梅や桃やびわが蒼い実をつけはじめている。
ウグイスが鳴き、ツバメが舞う。
キャベツには青虫発見。(小学生以来だ!)

ケロケロ・・
あっカエル?


母。ちっともめずらしくないよ。

私。東京の家じゃちょっと聞けないよ。

そして苺やお豆の収穫。(とれたてお豆ご飯のおいしいこと!
毎日2杯ずつお代わりし、計6杯も食べる)
父が趣味で植えているお野菜やフルーツがいっぱい。
今は苺とさくらんぼの季節。

そしてジャム作り。
この季節、母は食べきれないほどの
収穫物をせっせと子供に送るのに
忙しい・・。
もちろん私もたくさんもらって帰って
お隣さんにおすそ分け。
私の不在中、ロールの面倒をみてくれて助かってる。

幸せは分け合おう。憧れのカントリーライフ。

倉敷 帰省旅1日目

2007-05-17 11:01:19 | Weblog
倉敷旅から帰宅した。
母が、せっかくだから
直島でも行こうか。
ということで父の運転で直島まで。
倉敷からだと2時間もかからず。
フェリーですぐ。

直島
地中美術館・ベネッセ美術館・・アートの島。
家プロジェクト

5月の浜風は心地よく
アートを堪能。
地中美術館のモネの部屋は贅沢な空間。
私よりずっと詳しい母に
案内してもらい島を周る。

草間弥生さんの水玉かぼちゃでパチリ。

直島は評判どおりいいプロジェクトだ。
瀬戸内、四国側でもこんな風に
できるといいな。
ベネッセ来てくれないかな。

苺の季節

2007-05-13 11:22:20 | Weblog
2・3日 倉敷へ帰ることにした。
「彼がいないなら帰ってくればぁ?苺がたくさーんできてるわよぉ」と
母が連絡をくれた。

義母は気さくな人で
一緒に箱根旅行をしたり
実家に泊まりに来て貰ったり(一人では怖くて寝れないと言ったら
車を飛ばして倉敷から四国まで来てくれた)
仲良くしてもらっている。
できそこないの嫁だが
可愛がってもらってる。ありがたい。
帰るところがあるというのはうれしいな。
父が趣味で作ってる苺が収穫時だという。
ジャムにしてもらってかえろう!

倉敷は実母も大好きだった街。
倉敷美観地区の古い町並みを
歩くのは飽きない。
大原美術館もいいな。

母を思い出しながら母と歩く
プチ里帰りをしてこよう。



宝ものは経験

2007-05-11 22:47:05 | Weblog
昨夜12時過ぎ
リンリン・・・
「あ、わたしです」
「えー!いまどこぉ?」
2日に出国して以来10日ぶりに声を聞いた。

「今、イタリアに入るとこ・・元気だよ。
あっもう切れそう1ユーロ、はやいな。。」ブチッ。

今晩7時
リンリン・・
「あ、オレオレ」
「あ、今どこ?」

「今、ウィーン
「いーなーお土産買ってきてよ。」
「そーだねぇ・・」
「なんでもいいんだから、今すぐ買っといて」
「あ・・もう切れそう。1ユーロは早いなぁ・・ブツブツ」ブチ。

昨日はイタリアで今日はもうウィーン。
家人は元気だということ のみ わかった。

10ヶ国近く周る過酷なツアーだけど
家人ならかなり楽しんでいるであろう。

人生の宝ものは「経験」。
経験だけが自分で持って死ねる唯一のものだと
思う。

いい経験つんでくるだろうなぁ。。

photo by natsuko iwaya


肉まんにっこり

2007-05-10 22:02:11 | Weblog
愛媛のギタリスト青木さんが
三越劇場でコンサート賛助出演されるというので
聞きに行く。
あんなに大勢のギタリストを一変に聞いたのは
はじめてだ。ギタリストだけで30人以上いたのではないか・・。
見た目も圧巻・・。
でも、一番感動したのは
フラメンコダンサー田中美穂さんのソレアが素晴らしかった。
身体の中から沸き起こる熱い想いが
ふつふつと伝わるような足のリズム。音楽の一部である彼女のつま先とかかと。
上質な音楽を聴いたときのような興奮が残った。
7月5日に新宿でまた公演があるらしい。行かねば!

よく10日。
フラメンコギタリストの青木さんと
彼の思い出の味を求めて
五反野へ。
五反野って??北千住より向こうに行った事無い
東京人にとって未知の世界。
変な話だが愛媛の人に足立区まで案内してもらうことに・・。

行き着いた東武線 五反野駅前 正華の肉まん(中華やさんのような趣き)
ここの肉まんが彼の思い出の味なのだ。
さっそく中で注文。
ビシッと一ミリのずれもなく整然と
壁に貼られた赤枠メニューお品書きに店主の心意気を感じる。
後ろの「ザル冷やし中華」の文字を見よ!これぞ駅前の定食やさん。
オヌシ・・やるな。
店内の掃除、整頓がきちんと行き届いているかは
その店のやる気に直結しているのだ。
案の定、ここの肉まん、角煮まん、あんまんを
求めて大箱買いしているおばちゃん発見。

肉まんにっこり。1個240円。
青木さんにごちそうになり満足笑顔。