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函館深信 はこだてしんしん-Communication from Hakodate

北海道の自然、そして子どもの育ちと虐待について

ワタリガラスウオッチャーの憂鬱

2010-03-08 | Raven & Crow-ワタリガラス・カラス

ワタリガラスという鳥をご存知だろうか。
北極圏に棲息し、冬季間のみ北海道知床へ渡ってくる。
網走に来て、網走の天都山にある北方民族博物館で、北方少数民族が創世の主とあがめるワタリガラスという鳥がいることを知って以来、とりこになった。
それ以来、毎年冬になると、JRとバスを乗り継いでは知床半島まででかけて、ワタリガラスを求めて、ウロウロしている。
父や兄に知れたら、「よくそんな金があったものだ。」と嘲笑されること受けあいだ。
けれど、”そんなこと”で、私は生かされているのだと思う。支えられているのだと思う。

昨年は結構そばで観察できたのだが、今年はあまり近くで見ることができなかった。
そんな中の貴重な写真。
これがワタリガラス。
普通のカラスよりも断然羽が長く首が太いのが特徴。















※ワタリガラスに興味をもたれた方は、同じカテゴリー【カラス・ワタリガラス】にもっと大きく撮れた写真がありますので、ぜひご覧ください。
また、【北方民族博物館関連】に、わたしをとりこにした『ワタリガラスの仮面』の写真もあります。

川面を見つめるカラス

2009-05-24 | Raven & Crow-ワタリガラス・カラス
魚を見つけて、「俺も水鳥たちみたいにもぐれたらな~」とか、思っているのかな?

いんにゃ!誇り高きカラスはそんなこと思いません。
「あの魚、どうやったら浅い所におびき寄せられるかな~。」なんて、知恵をしぼっているのでしょう。

思い出のワタリガラス

2009-03-15 | Raven & Crow-ワタリガラス・カラス

この冬、三度知床へワタリガラスを探しに出かけ、海岸沿いを歩き回った。
ここ二週間、風邪を引いて仕事と通院以外は外へ出ず、ゴロゴロと過ごしていたが、思い立ってパソコン内の写真の整理を始めた。
次々と、知床で会ったワタリガラスの写真が出てきて、ワタリガラスの不思議な声もよみがえってきた。


ワタリガラスは、北方民族の神話の中では、創世の主であるとともに、トリックスターとしても描かれているが、本当に知恵がありおもしろがりの鳥のようで、私がカメラで注目しているのを知りつつ、いろいろな格好をしてみせてくれた。
願わくば、もう少し近くで見られるとよいのだが、そこは「野生の距離」をとり、なかなかそばでは撮らせてもらえない。











※知床の自然に詳しい、知床サイトの方が、ワタリガラスの詳しい習性や生態を撮っておられます。そちらもぜひご覧ください。