上野正彦著
角川書店
★
元東京都監察医務院長
医学博士
他の著書に、
「解剖学はおもしろい」
一気に読める本。
最初に、表紙の著者の顔写真を見ましたが・・・
物静かで、温厚な方の様にお見受けしました。
学者の風貌。
とても、警察関係のお仕事に
携わってみえる方には、思えません。
NHKのアナウンサーさんみたいな印象を受けます。
監察医は公務員なのだと、初めて知りました。
生前の人権を擁護し、社会秩序を維持する
『ご遺体のお医者さん』です。
故人の人権を守る為に、尽力してこられた様子が
よく判ります。
生命の尊さを考える本。
「小平義雄事件」「大久保清事件」など、
終戦後の事件も語られています。
「ロズウェルの宇宙人解剖」に対する所見。
「ジョンベネ事件」にも、言及しています。
神戸の「タンク山事件」についても、
ふれています。
『死後も名医にかかるべし』(本文より)と、言う
言葉が印象的でした。
更新の励みになります。
いつも有難うございます。