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カメラ月刊誌

2014年12月29日 18時41分26秒 | ハチパパのひとり言

久しぶりに本屋さんのカメラ雑誌コーナーを覗いて、月刊日本カメラ新年号月例コンテストに本多ヨシカズさんの名前を見つけたこともあり、十数年ぶりくらいにカメラ誌を購入した。

本多さんは私が浜松在住30代の頃、所属していた「ルミナリー」としいう写真集団でご一緒した人で、私にリバーサルフィルムの撮り方を教えてくれたハイアマチュア写真家である。モノクロ写真が得意のようで、長年にわたり日本カメラなどの月例入選を重ねているベテランだ。懐かしい名前に若いころの写真活動を思い出すと楽しい。

カメラ歴50年を超える私は、かつて10数年毎月カメラの月刊誌を買って読み漁っていた。カメラ月刊誌には、日本カメラ、アサヒカメラ、毎日カメラというように、新聞社系のものが主流であったが、中でもネイチャーなどの美しい写真が好きだった私は、日本カメラをよく読んでいた。

今回の日本カメラ月例コンテスト応募写真を見ていて、花とか風景のようなネイチャーは少なく、老人や子供の姿を取り入れた、風俗というか何か表現したい、訴えたいような写真がたくさん入選していたように感じた。同誌の審査員総評の中で、写真家北井一夫さんが「花鳥風月みたいな写真が多かったらイヤだなと思って、はじめての月例審査に臨んだのですが、そういう写真は殆どありませんでした」と書いていた。

最近ハチの介護を理由に退会した写真サークルをはじめ、近隣の写真サークルの殆どが、ネイチャーフォトに偏っているのも確かである。私自身ネイチャーフォトに飽きがきていたのも正直なところで、サークルを退会したことで好きなジャンルにじっくり取り組める。

私の場合月例などのコンテストに応募をしたことが一度もないし当然受賞歴もない。今更コンテストへの応募をする気はないものの、60代、70代の高齢者の作品も多くみられ、まだまだ私も年取ったなどと言ってはいられない気持ちになって来る。

今年から写真の整理を始めたが、50年分の整理は到底できない。家族写真と仏像などの祈りの情景をテーマにした作品は、これからもアルバムや本にもまとめておき、その他は廃棄処分してもいいと考えている。老い仕度をしようなどと思わないが、いつどうなるかわからない年令になっていることは確かだ。

今年もあと2日、今日はこれからカミサンの娘一家がやって来る。そして明日は二男一家、正月には長男一家もやって来る。今日一日、カミサンと私は食料などの買い出しで大忙しだった。みんなが集まって賑やかになれば、3ヶ月前に亡くなったハチも喜んでくれるかもしれない。家族が寄り添って、健康でいられることほど幸せなことはない。



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