今月13日まで、私が働いている東京晴海トリトンで、絵画・写真の美術展が催されています。
その中で目を引いたのが「口と足で描いた絵」の作品群でした。
日本人も含め、世界中の「口と足で描く芸術家協会」会員の作品が並べられていて、一枚一枚作者の制作風景やプロフイルが大きなキャプションに掲載されていました。
交通事故などの不慮の事故、病気などで重度の身体障害を受けながらも、必死の思いで相当長い時日を要して描きあげたことと思う。
作品の印象は、暗くなりがちかなと思いきや、明るく、繊細なタッチできめ細かに描かれている。口と足で描いたとは、とても思えぬ作品ばかりである。
会場には、プロの画家、写真家、アマチュア写真コンテストの作品が展示されていたが、この方たちの作品が際立って新鮮に見えたのは、私だけであろうか・・・。
私たち、五体満足でも不平不満が多い。煩悩の塊である。この作品を見ていると、ただひたすら一所懸命描いている彼らの直向きさ、心に蟠りのない純粋な美しさを感じる。人間としてどう生きるか、どう生きるべきか教えられた一日であった。
ハチの家写真館(Bookmarkクリック)で作品の一部が見られます
http://hachinoie.exblog.jp/m2009-02-01/
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