ハチの家文学館

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養老孟司さん

2020年12月07日 11時26分48秒 | ハチパパのひとり言

NHKBSプレミアム放送の「まいにち養老先生、ときどき まる」の録画をみる。

人生に必要なのは、日々を生き抜くための「金言」とほんのちょっぴりの「毒」であるという。18歳の愛猫まると鎌倉の自然豊かな私邸で暮らす解剖学者・養老孟司の日々を追うドキュメンタリー。

月夜の晩に夫人と連れ立って行きつけの料理店に食事に出かけ、夫婦水入らずの穏やかな時間を過ごしたり、金木犀の香る庭で思索を深め、安国論寺などの寺を散策したり、虫の研究仲間とネット談義をしたり、愛猫まるに語りかけながら穏やかな日々を過ごす。

養老先生は今年6月の検査で心筋梗塞が見つかり、そのまま入院して緊急手術をした。今回入院して気づいたことがあるという。それは在宅治療と入院なら在宅のほうがいいと思っていたが、半分死んだようになってICUにいて、ここで死んじゃうのも悪くないなと思ったそうだ。つまり、死ぬときはどのみち全部切れちゃうわけですからと・・・。

実際に病気になって、入院か在宅かは病気の程度にもよるわけで、深刻な病気の場合は当然医師の判断により入院するしか選択肢がないこともあるだろう。高齢者になると、本人の判断能力がまともならまだしも、医師と家族に難しい判断を迫られることになるかもしれない。

普段から、延命治療はしないでほしいと家族に言ってはあるが、イザとなったらなるようにしかならない。先のことをあれこれ考えても仕方がない。朝起きたら今日と言う日の無事を祈り、就寝前には今日一日の無事を神仏・家族に感謝する。心が安らぐ。

 

 



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