昨夜は横浜戸塚の聖母の園教会のクリスマス・ミサに参列。ちょっと早めに家を出て、お世話になったシスターSさんを訪ねた。
失礼を顧みずSさんにお年を訪ねたら、なんと91歳になるという。長年にわたりカトリック修道女として生きて来られたそのお顔は、聖母マリアのように穏やかで微笑みを絶やさない。また、しっかりした語り口は信仰の篤さを物語るようでもあった。
昭和63年に横浜へ戻ってからは、クリスマス・ミサには毎年必ず参列している。繰り返しになるが、昭和47年6月、亡くなる1週間前にシスターSさんの紹介で、ここの神父さんから洗礼を受けた経緯があってのこと。
聖堂に集まった信者さんは約150人、少年たちのキャンドルサービスに始まり、美しい賛美歌が響き渡り、厳かな雰囲気で神父さんのお話しや信者さんの共同祈願に耳を傾ける。
最後に聖体拝領の儀式があるが、信者ではない私は神父さんに頭を撫でてもらう。神父さんの手の温もりが一瞬にして全身に伝わるようだった。
47年も経つのに亡くなった妻の顔は27歳のままで、普段は仏壇の前で供養の日々を過ごしているが、この時だけは神の国の天国で安らかに眠っている情景を思い浮かべる。
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