思いつくままに・・・

日々、感じたことを綴っていきます。

友へ

2006-11-26 00:23:47 | 自分の事
どうしてますか?
あなたが天国へ行ってしまって10日
淋しくて、淋しくて・・・・
最後の最後まで私には何も言わないまま
一言言ってくれれば、なんでもしたのに・・
苦しくなかったですか?
辛くなかったですか?
怖くなかったですか?
なくなる前日の意識がないままのあなたの涙・・
最後の日、あなたの写真を見ながら何度も考えたけれど
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あなたが亡くなってすぐに会いに行った時
亡くなったのが信じられない私は
あなたのお母さんを
「なんで、入院した事教えてくれなかったん」と
泣きながら責めてしまいました、お母さんは
「ごめんな。T子が誰にも知らせてくれるな言うから
          言われへんかってん、ごめんな」と
娘を亡くして辛いはずなのに謝ってくれました。
「おばちゃん、ほんまに辛いのはおばちゃんやのに
         こんな事言ってごめんね。大丈夫?」
「大丈夫やで、T子が心配するから頑張るわ」と・・・

病院から帰ってきたあなたと二人で最後の話をしたけれど
なんで言うてくれへんかったん?
私ら友達ちゃうかったん?
辛かったやろ、淋しかったやろ?
なんで、一人で抱え込んだまま逝ってしもたん?
私にまで遠慮して気い使こてたん?
他人の事ばっかり心配してたん?
残った私はどうしたらいいん?

やっと苦しんい辛い病気から開放されたのに
あなたを責めてばかりでごめんなさい。
あなたが突然いなくなったから淋しくて、辛くて
気になってたのに、心配してたのに
あなたのことだからきっと私に心配させたくなかったんでしょうね


あなたの告別式
あなたの人柄そのままの式でしたよ
たくさんの友達が見送りにきてくれて
友達みんなで「ふるさと」を歌ってあなたを送り出した
私は涙で声が震えて上手く歌えなかったけれど
みんなの声があなたに届きましたか?

去年の暮れ、
「私、命の期限を切られたわ・・」
淡々と人事のように話してたあなた
ご主人にも、お義父さんにも、実のお母さんにも
自分の病状を「心配させるから」と話さず
「誰にも言わないで」と私に口止めしたあなた

それから、最後の日まで
残された時間をとも君と家族のために
とも君と家族の思い出を作るために
弱った体で思い出作りに出掛けてましたね
アルバムに納まりきらないくらいのたくさんの写真とビデオ
すべてとも君にあなたとの思い出を残すために
まだ小さいとも君に忘れられないために

それから身の回りの整理
私が「もう使わないから返さなくていいよ」と貸してあげた
手編みの おくるみとベビー服
「思い出の服だから返すね」とクリーニングまでし
頼んでた、長女の成人式の着物を縫うのも
「体力ないから友達に頼むから」と紹介してくれた
どんな気持ちで、何を思って・・辛かったでしょうね

あなたと出会って30年以上・・・
恋愛の事、結婚の事、子育ての事、主人の事、親の事、
誰にも話せないことも全て話してきたのに
二人で泣いたり 笑ったり 怒ったり 心配したり
いつも元気で遊びにきて、好きなようにしては
「ここは私の第二の実家やもん」とおおいばり
父も、お義母さんも、主人も、子供達も
あなたがいなくなったのが信じられなくて淋しいと・・

でも、さみしいけれどお別れですね、今までありがとう
お父さん、お母さん、とも君の事、心残りでしょう?
あなたが私の子供達にしてくれた様には出来ないかもしれないけれど
私が出来る限りの事はあなたの分までするからね
とも君の事もきっと大丈夫、
今は分からなくても、いつかはあなたの気持ちが届くから
あなたがどんなにとも君の事大切に思っていたか

今すぐにはあなたに会いに行けないけれど
いつかまたきっと出会えるからそのときまで待っててね

いままで本当にありがとう
あなたは私にとってかけがえのない、大切な大切な友でした



先日亡くなった親友の天国へ送る手紙です。
今頃、天国で読んでくれてることでしょう。
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