日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

熊本までの往復・前編

2007年08月19日 | 五行歌な日々
そもそも、
一緒に行くメンバーが決まってても。

全国歌会に行くという意志は、
それぞれがそれぞれに、
漂うように認識していたが、
かっちりと、具体的な話は、何一つしていなかった。

一泊二日で行くのか、二泊三日で行くのか、
そういうことすら、確認しあっていなかった。

ついつい、他人任せなところがあって。

私、楽人さん、樹実、そしてほしかわさん、
それぞれに。

     ★

大阪からは、
歌会開始時間までに熊本に行こうと思えば、
伊丹から飛行機で行かなければならなかった。

時間に合う飛行機は、たった一本しかなかった。

芦屋歌会の二次会で、
下濱さんが、
「○○のところは、すでに『超割』(11,000円)で券を取ったそうよ。
でももう、座席数が限られているから私が問い合わせたときは売り切れてた。
今でも、その次の『先割』(13,500円)が取れるかどうか
ぎりぎりなんじゃない?」

という話がでて、「え~っ!?」とそこにいる全員が驚いた。

誰かが「じゃあ、家に帰ったら、電話しなくっちゃ」
と言った。

私もいい加減、誰かに問い合わせなくっちゃ、と焦る。
歌だけが熊本へ行って、この身が行けないというのは、
シャレになってない。

焦燥感は、確かにあった。

が、家に帰って、
川で迷ったアザラシのように
ごろごろしていた、
夫としゃべっていると、忘れた。

癒し系は、これだから困る(←フォローのつもりです……)。

で、さて、そろそろお風呂に入ろうか、という時だった。

下濱さんから電話があった。

「今ね、○○さん(誰だったかなぁ~)がJTBに問い合わせたら、
まだ『先割』があったんだって。
稲田さん、どうする?連絡とってあげようか?」

ちょっと感動した。

あぁ、なんて、こんなのんきな奴に、
なんて、お優しいお電話を!

私は、樹らのこともあるので、
ネットなどを使って、動いてみます、と、
丁寧にお礼を言って、電話を切った。

一度は消えていたお尻の火が、
間違いなくもう一度ついた。

とりあえず、樹に連絡を取ってみる。

     ★

彼女は去年の北海道での飛行機の手配で、
焦ったことを教訓に、
楽人さんとすでに、いろいろと調べてはいた。

が、11000円の『超割』がそんなにすぐに無くなっているとは、
思っていなかったようで、やはり驚く。

樹と私で、
楽人さんとほしかわさんに
手分けして連絡して、
私がネットで手配することにして。

数時間後。

大きな状況を把握した上で、
樹に電話をした。

「あのね……、
行きなんだけど、
やはり『超割』は、キャンセル待ちの状態だったのね。
で、『先割』も5~15人分ぐらいしか余っていなかったから、
もう、『先割』のほうで、判断して取らせてもらったよ」

と、事後報告。
ありがとう、と樹。

「ただね、樹が言ってた帰りの飛行機なんだけど、
これがもうすでに、『超割』も『先割』もキャンセル待ちなんだよね……」

おうちに帰れない、二泊三日の私たち。

調べていくと、
二ヶ月前~1週間前までで販売している
『得割7』というのがあって、
8月27日以降売り出す割引券があることがわかった。

ただ、値引率は大幅に下がって、代金は約18,000円代となる。
11,000円からみれば、大幅値上がりだ。

「それならば、巷にある格安チケット屋と大差ないね。
27日までに、私も、足で安いのを探してみるわ」と、樹。

私は、もうひとつお安い交通手段、
高速バスを調べてみるわということで、電話を切った。

あぁ、思い出したくない。高速バスの悪夢……。
出来れば、高速バスは、もう乗りたくない……。

うんうんうなって、もう真夜中。
眠たくなってきていた。

続きは20日ということで。

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