日々・ひび・ひひっ!

五行歌(一呼吸で読める長さを一行とした五行の歌)に関する話題を中心とした、稲田準子(いなだっち)の日々のこと。

台風も地震も、直撃を免れたのに。

2007年07月18日 | その他の日々
台風4号が過ぎ去ったと思ったとたん、
地震……(新潟の皆様には、お見舞い申し上げます)。

そんな月曜日。

台風も地震も直撃していない我家で、
自然災害が起こった。

     ★

一日中、地震の報道番組のTVを、
つけっぱなしにしていた。

仕事疲れと、同じ様なVTRの繰り返しで、
夫は11:00にはうたたねを始めた。

私はお布団を引いたり、
歯磨きをしたり、寝巻きに着替えたりした。

で、すぐに寝ようと思ってたのに、
なんとなくダラダラ感があって、
夫を寝床に追い立てた後、
またソファーに座って、TVを見続けた。

外は、雨が降り出していた。
ちょっと強い雨だな、と思った。
雷も鳴り響いている。

やがて、大阪の南河内のほうに、
落雷・暴風雨警報(?)発令のテロップが流れた。

その時。11:35頃だったか。
どうやら、落雷した。
東大阪は、南河内のほうではないのに(笑)、
我家は停電したのだ。

それはほんの一瞬で。

「え!?」と思うか思わないかのスピードで、
消えたTVは復活し、
天井の電気もすぐについた。

気のせいか?と思えるほど一瞬のことだったので、
信じがたかったけど、
寝床に入れていたクーラーが、切れていたので、
「やっぱり停電したんだ!」と追確認(←って言葉あったっけ?)した。

夫は何にも気づかずにグーグー。

私に、もしも、
ダラダラ感がなく、
そのまま電気を消して、
夫と同様に寝ていたら、
この落雷には、気がつかなかっただろう。

そして、
その翌日の不可解な現象の原因がわからず、
気持ち悪がっていただろう。

     ★

翌日。火曜日の朝。

いつものように、PCのある部屋に行って、
ラジオのスイッチを入れようとした。

が、すでにスイッチが入っていた。

「え~!?切り忘れてたのかなぁ~?
でもラジオになってないしなぁ。
CD?MD?
なんか、変なところにぶつけたのかなぁ~?
あぁ~電気代もったいねー!!」

と、ひとりぶつぶつ文句を言いながら、
FMにして。
PCを立ち上げて。
フリーセルを始めだして。

ラジカセに気づいてから
約30分後、メルチェをしようとクリック……。
って、なんで接続せぇへんねん!!

2、3回繰り返したが、ネット接続しない。
えー!!なんでー!!

当たり前だが、ブログも見れない。

甦る。
引越し直後のPC設定が上手く行かなかったイライラ感

もうかけたくもない、NTTの電話番号を調べて、
固定電話の受話器を上げる。

……なんじゃこりゃ。

聞いたこともない発信音……いや、通信不能音!!

ケータイからNTTへ問い合わせる。

長々と待たされた結果(いや、対応は悪くなかったですけどね)、
どうやら、
昨日の落雷によるIP電話および、ネット接続の故障ということだった。
東大阪方面の人から、複数で同じような問い合わせがきているとのことだった。

マンション内の配線盤(?)を見なければならないが、
明日にならないと行けないという。

とほほ……。
(こういう時に限って、母はかからない自宅に電話をかけたりするんだよなぁ~)

嫌な予感がして、ラジオももう一度確認する。
やっぱり。
時刻設定が、完全に消えていた。

台風も地震も免れたというのに。
たった一撃の落雷に。

     ★

修理してもらいました。今日は水曜日。

本当は、火曜日の朝、
PCが立ち上がっていたら、
書きたいことがあった。

日曜日に、
夫と東大阪歌会で使う、
二次会のイタリアンで喫茶をしたのだが、
この前の東大阪歌会で、
須賀さんの歌の「合成写真」から
派生して、

「五行歌の雑誌の中に『/』を入れて、
歌を書いている箇所がある。
あれはいいのか?よくないんじゃないの!?」
(↑おそらく歌会レポートの箇所かと思われます)

という話題がでて、
それについて、
私はきっぱりと「よくない!」と言い切れない、
なにか、ぐにゃっとする思いがあって、
夫に、そこらへんのことを話をしたのだが。

「合成写真もあかんと思うし、『/』もあかんやろ」

と、いつになく強く言われ、
『確かに正論だ。あなたの言ってることは正論だ』
と、うなづきながらも、
じくじくと、歯切れの悪い反論をしていたのだが、

「あんたにとって、『五行で書く』とは何やねん。
それも表現の為の行為ちゃうんか」

と、押されてしまい、敗北した。

で、その夫の論がなかなかすがすがしかったのだが、
水曜日になった今、書けるほどには思い出せない(笑)

で、敗北したなりに、
正論の前で何か引っかかりを持った、
自分の深層が、文章化できそうだったのに、
タイミングを逃して、
どこかへ霧散してしまった。

キーワードだけでも、何かにメモしておけばよかった。

台風も地震も、直撃を免れたのに。
ネット環境は復活したのに。

私の記憶とひらめきは、いつか戻ってくるのでしょうか。
とほほ。大切なことなのに、もったいないよ~。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
 (しづく)
2007-07-18 12:34:37
わたしも嫌いなんですが、文字制限との葛藤かと思われ。
余裕があれば、5行に開くのですが、文字制限がある、でもあと数首入れたいというときの苦肉の策ですね。最初からスラッシュ入りでレポートや歌を書いて送ってくる方もいらっしゃいますが、できる限りは開いています。
返信する
苦肉の策 (いなだっち)
2007-07-19 01:03:04
>わたしも嫌いなんですが、文字制限との葛藤かと思われ。

というのは、
もちろんわかります。
また、
編集の方々が、
苦心されるところであるということも。
(きっと、歌誌を購入されていない人が、
レポートを書かれることもあるでしょうしね)

おそらく、
レポートを書いてくる人が、
どういうところを大切にして書くか、
というところから、
苦肉の策が
必要になってくるんだろう、とは思うのです。

少しでも多く、歌会で出された意見を記したいとか、
同点1位やらがあって、
載せるべき歌が3首以上あると考えるとか。

五行歌の『形(表現形態)』を優先するか、
歌会の書き手や受け手という『人』を優先するか。

おそらく後者の価値観の場合、
編集側が提示する規定内をギリギリ守りながら、
策を講じていくのだろう、と思います。

レポートを書く人の、
そういう心情を理解できるので、
割り切った気持ちで、
私自身、今まで見ていたのですが。

ただ、今回、
歌会でそういう話が出て、
さらに、五行歌を作品以外では、
全く接することがない夫と、
話をしながら思ったことは、

結局、私にとって、
このレポートで書かれている歌は、
どこかヒトゴトだから、
「/」で分けられていても、
割り切れるんじゃないか、と思ったりしました。

自分の歌がもし、同点3位とかで、
「/」にしてかろうじて載せてもらったって、
嬉しくないだろうな、と想像しました。
まぁ……私の価値観ですが。

厳しい言い方になりますが、
レポートを書いた人のズレた優しさ、
と、おそらく感じてしまう気がしました。

五行で書いてある五行歌を
便宜的に一行にするということは、
その五行歌を書いた作者の気持ちを、
尊重しない行為につながりかねないと、
代表さんが思っているかどうか。

そこまで厳密に、思えるかどうか。

私が想像する限り、
代表さんがそう思っていれば、
適切に説明をし、
歌会コメントの取捨選択や、
三首以上ある歌の
四首目以降を、
葛藤させることなく(あるいは負担を軽減させて)、
切ってもらうことは、出来ると思うのです。

こういう側面って、
編集の方より、代表さんの臨み方のほうに、
責任があるんじゃないか、と思います。
私自身、襟元を正して、ね。

でも、もしも、
私の思うことが少数派で、
「そんな細かいこと言わずに、割り切っちゃえば?」
という人のほうが、
多いのならば、
例えば、
『NHK短歌』とかで、
TV画面の都合上、
五行に分けて短歌を読ませているのを、
五行歌の人は、
違和感があったとしても、
非難めいたことは、言えないよなぁ、と、
このことを機に思ったりしました。

原点に立ち返って。

ここでぐだぐだ書いていたって、
おそらく、何も変わらないのでしょう。

でも、
結論は、私と違ってても、
ここを読まれた方々が、
少しでもこのことについて、
思いを馳せていただけることを、
切に願います。
返信する