BSで溝口健二特集をしております。昨日は雷蔵主演の「新平家物語」でありました。デジタルリマスター版というだけあって、色鮮やかでびっくりしましたが、とりわけ驚いたのが、木暮実千代の衣装でありました。いわゆるトップレスというもので、その上から着物を羽織っておるのですが、豊満な胸が顕わになっておりまして、あの衣装が、よく検閲なり、映倫に引っかからなかったものであると感心しました。衣装の斬新さは、どこからヒントを得たのでありましょうか、皆目見当がつきません。歌舞音曲の世界からかと想像してみますが、溝口監督の発想の柔軟さに、雷蔵の演技を忘れて、違うところに注目した作品でありました。思えば、黒澤監督も衣装にこだわりました。ワダエミ女史を迎えて、アカデミー賞の衣装部門を取りました。あの辺りのこだわりは、もしかしたら溝口監督辺りからの遺伝子があるのではないかと素人考えをしています。溝口作品は、勢い白黒を思いうかべて、その陰翳とショットの意味にばかり目が奪われてしまうのでありますが、いやいやどうして、色使いもさることながら、細かいところへの気配り、目配りは侮れないものがあります。そのような感想を「新平家物語」を観て抱きました。
本日は、防災の日であります。天災は忘れた頃にやってくるとは寺田寅彦の言葉であります。昨日は、縦揺れがきてからのぐらっでありました。いつまでもあると思うな親とかねと書きましたが、その後は、ないと思うな運と天災が巷間伝わるものであります。小生は、当然、ないと思うな「かさ」と天災で覚えております。漢字で書けない所が残念であります。
本日は、防災の日であります。天災は忘れた頃にやってくるとは寺田寅彦の言葉であります。昨日は、縦揺れがきてからのぐらっでありました。いつまでもあると思うな親とかねと書きましたが、その後は、ないと思うな運と天災が巷間伝わるものであります。小生は、当然、ないと思うな「かさ」と天災で覚えております。漢字で書けない所が残念であります。
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