東京パンダ通信。

閃いたその瞬間シャッターを切った。
そして永遠の記憶となる、消え去り往くはずのシーン。

年末大掃除

2006-12-17 | 雑談
今朝は10時から恒例の大掃除。
共用廊下や階段を住民総出で拭き掃除した。
電球や手すりや窓ガラスなんかを濡れ雑巾で拭きながら
来週出張する研究所ツアーでの口説き文句なんかを考えたりする。
資料にこんなの追加しようとか、
こんな数字も話してみようとか、
あれやこれやと考えているとメモを書かずにはいられなくなって
新聞紙の余白に書き殴っておいた。
それをあとで自分の会社のアドレスに送る。
なんかいつもそんな感じで仕事で誰をどう説得するだとか、
こんなこと話そうとか考えてしまうわけです。
特に風呂の中とか帰りの電車の中なんかでナイスなアイデアが浮かびます。
プールで泳いでる時もそうですね。
雑巾掛けなんていうのもいいみたい。
ちょっとリラックスして無心になった瞬間にアイデアって湧くみたいね。
大掃除やっててもただでは転ばない。
それが部長表彰への道。
なんちって・・・。

硫黄島からの手紙

2006-12-17 | 雑談
クリント・イーストウッド監督の硫黄島二部作の後編。
先に「父親たちの星条旗」を娘と一緒に見たので
今回も一緒に見に行った。
そもそも娘が明日行きたいと言ってきたわけだが。
ケーキ屋のアルバイトが8時まであると言うので、
映画の前に今週2回目の「まぐろ人」で寿司を食べた。
登場人物が全部日本人なのは知っていたが、
「ラストサムライ」のように英語なのかと思いきや
セリフは全部日本語だった。
渡辺謙の栗林中将も素晴らしかったが、
役柄的には西中佐役の伊原剛志がよかったです。
イーストウッド監督は全編に渡ってひとつひとつのシーンを
淡々と切り取るように流していきます。
なのであまり人の死にも感情移入している余韻がありません。
同じテーマを東宝や東映が撮ったらこうはならないでしょうね。
もっとじっとりと死の余韻を描くでしょう。
なので最後まで悲劇のヒーローはいなくて
ドライにドライに終わります。
モノクロの画面は草木も生えない硫黄島の風景や
そもそも色がない洞窟の中をさらに乾いた感じにしてますね。
本当は暑くて臭くてジトジトした空間だったろうに、
その辺のことは画面からまったくと言っていいほど感じません。
人間が戦ったということがそれ以上でもそれ以下でもなく
それはあったんだということだけを伝えたかったのでしょうか。
日本人ではなくアメリカ人がこういう映画を創ったというのは
不思議な気もしますが、
こういうスーパードライな視点でこの戦いを描くことができたのは
アメリカ人のイーストウッド監督だからこそかと思います。
そういう意味ではこんな作品はもう2度とないでしょう。
この映画を見るということが貴重な体験なのかもしれない。