1月15日(木)
高野山開創1200年を迎える今年、高野山の堂塔や町の風景を紹介します。
第八回目は国宝不動堂、愛染堂、大会堂、蓮池を紹介します。
国宝 不動堂
国宝 不動堂
このお堂は、西暦1197年に鳥羽上皇の皇女八条女院の発願により、
高野山一心院の開祖である行勝上人が一心院谷に創建されました。
その語1910年国宝建造物修理の際、現在の地に移されました。
現在の建物は、鎌倉時代の和様建築で、平安期住宅様式を仏堂
建築に応用したものでございます。本尊は、不動明王、脇侍は運慶
作の八大童子は、国宝または重要文化財に指定されています。
愛染堂
愛染堂
このお堂は、西暦1334年後醍醐天皇によって、不断愛染護摩供並びに
長日談義を行うために建立されました、本尊は、後醍醐天皇等身大の
愛染明王で大変霊験あらたかだと言われています。現在の建物は
西暦1848年のものでございます。
大会堂
このお堂は、鳥羽上皇の皇女斎院内親王が父の冥福を祈るために建立されました。
もとは東別所にありましたが、西行法師が内親王に進め、長日不断談義のお堂として、
この地に移され蓮華乗院と称し、後に法会の集会の場となりました。現在の建物は
西暦1848年に再建、本尊は阿弥陀如来、脇仏は観音、勢至菩薩でございます。
蓮池善女龍王の祠
新設された太鼓橋
蓮池の全景
蓮 池
18世紀後期には、旱魃が、たびたび起こり瑞相院慈光師が善女龍王像と仏舎利
を寄進し、西暦1771年春に蓮池の中島に小さな祠を建立してお祀りしました。
今回開創法会に合わせて池の改修工事が行われまた太鼓橋も新設され池を横断
することができるようになり、開創法会を待っています。
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