風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

若狭・鯖街道・熊川宿

2016-05-27 | 北陸
 福井県若狭町熊川宿です。
 江戸時代、若狭で捕れた大量の鯖が、小浜から京都へこの町をつらぬく若狭街道を通って運ばれていたため、若狭街道は鯖街道と呼ばれていました。
 熊川宿は江戸から明治にかけての多種多様な建物が混在しながらも、宿場町として一体的な景観を作っているのが評価され、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

①鯖街道は熊川宿を経て、滋賀県の朽木、京都の大原、八瀬を通り出町柳に入る道です。


②最盛期には荷駄を引いた牛馬が1日に千頭も、この道を行き交ったと言われています。


③小浜から京都まで18里、72km。
 小浜で鯖に塩をしてシメると、京都へ着く頃にはほどよい塩加減になっていたそうです。











⑦街道に沿って、前川という水路があり、澄み切った水が勢いよく流れています。
 この水は各家で様々な用途に利用されていました。

















⑬この看板を見上げていると、家の中から声がかかりました。
 「その看板の字が読めますか」
 「たばこ」・・ 「何を言っているのですか、平成生まれに見えるかもしれませんが、私は明治生まれですよ(^^)」。
 実は絵を見てから、字を見ているので分かったのですが・・(^^)。
 声をかけてきたおばあさんは売る気はまったくないのですが、お客がなく手持ちぶさたで、何か話がしたいようです。
 店の中へ入り、しばらく立ち話をしました。





⑮私はここは歩いたり、車でゆっくり走ったりも入れると4回目ですが、以前は日曜日ばかりとはいえ、この日は観光客が少ないように思います。
 さっきのおばあさんも言っていました。
 NHKの朝ドラで小浜が紹介された頃がピークで、それ以降は人が少なくなったと。







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