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風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

九州の旅 その4(御輿来海岸)

2015-05-28 | 九州
 熊本県宇土市(うとし)御輿来(おこしき)海岸です。
 古代の天皇が御輿を止めてこの景色に見ったという伝説から名付けられたようです。
 有明海は干満の差が大きく、流入する河川も多いことから、各地で干潟が発達しています。
 御輿来海岸はなかでも規模が大きく、沖あい2kmほどまで干潟が見られます。
 宇土市観光物産協会がHPで干潮と日の入りの時間を紹介しており、それを参考にして訪れました。

①車一台がどうにか通れる狭い道を上ってきた。
 御輿来海岸を眼下に見る小高い丘。午後5時前。
 午前中の菊池渓谷は小雨。
 なんとか天気が回復してくれた。
 遠方は道の駅宇土マリーナ。


②船が一艘やってきた。
 この船はいつの間にか離れて行き、また戻ってくる。


③三日月型の砂紋。
 堤防と比べるとその巨大さが分かる。


④⑤波と風が作り上げた砂の造型芸術と何かに書いてあったが実感する。





⑥弱々しいが心強い太陽がだいぶん低くなってきた。


⑦潮干狩りを終えて帰り始めた人がいる。
 まだ残って続けている人も数人いる。
 堤防の街灯がいつの間にか点灯している。


⑧海に写った夕陽の光の道が足元まで続いてくる。


⑨夕陽は雲仙普賢岳のシルエットの頂上に沈もうとしている。


⑩期待した夕焼けも残照もなかったが、今朝の天気からするとよくぞ太陽が出てくれたというありがたい思いだ。
 まだ残っている人々にあいさつして、宇土市のビジネスホテルに向かった。


 その5に続く。


九州の旅 その3(菊池渓谷)

2015-05-27 | 九州
 熊本県菊池渓谷です。
 菊池渓谷は阿蘇の外輪山の北西部に位置し、阿蘇の水を集めて有明海に注ぐ菊池川の源流部にあります。
 約4kmにわたって渓流、滝、淵などが続き、渓谷全体を豊かな広葉樹の森が包んでいます。
 朝8時半、傘がいらない程度の小雨、霧という絶好の天気です。
 なお構成上、写真の順番を一部入れ替えています。


①~④紅葉ケ瀬と名がついている渓流。
 朝霧の中を清冽な水が流れている。
 名前のとおり、秋の紅葉、特に落ちもみじはすばらしいと思われる。
 ふだんはもっと水量が多いらしいが、川の流れを撮るにはこれくらいのほうがいい。
 川の中へ入るため、磯釣り用のすべり止めのついた長靴を着用している。








⑤竜ケ淵と呼ばれているところ、奥は天狗滝。
 橋の上からの撮影。


⑥新緑と澄み切った水の流れが清々しい。


⑦四十三万滝という変わった名前の滝。
 いろいろ名前のいわれはあるらしい。
 日本の滝100選のひとつ。
 こういう滝ではもう少し水量があるほうが迫力があっていい。


⑧~⑩広河原とよばれているところ。
 比較的ゆったりとした川の流れと新緑の広葉樹とのコンビネーションがすばらしい。




 


 菊池渓谷は木洩れ日が差し込む「光芒」の写真が有名ですが、私はこういう霧に包まれた風景のほうが好みです。

 その4に続く。

九州の旅 その2(阿蘇)

2015-05-26 | 九州
 宮崎県高千穂峡から熊本県に入ってきました。

①熊本県南阿蘇村、白水から登る阿蘇登山道路。
 急坂のペアピンカーブを登っていくと、眼下に水田が広がる。
 その向こうは阿蘇の南側の外輪山。


②③烏帽子岳とミヤマキリシマ。




④草千里と烏帽子岳。
 雨が少ないせいか、水がほとんど溜まっていない。


⑤杵島岳(きしまだけ)。
 浸食が進む幾筋もの谷が発達している。


⑥翌日は雨。
 再び阿蘇登山道路の放牧風景。
 山はほとんど見えないので、くじゅうへ向かう。


⑦大分県九重町(ここのえまち)長者原(ちょうじゃばる)。
 やまなみハイウエーのむこうは三俣山。
 九州には「原」をハルまたはバルとよむところが多い。
 有名な西都原古墳群、田原坂など。
 沖縄にも南風原(はえばる)という町があった。


⑧新緑はみずみずしいが久住連山は雨とガスでほとんど見えない。


⑨⑩傘や帽子が飛ばされるような強風とガスで、これ以上くじゅうにいるのを断念し、急遽やってきたのが、大分県豊後大野市の原尻の滝。
 日本の滝100選に選ばれている。
 落差20m、幅120m。
 ここも雨が少なく、水量は多くないようだ。




その3に続く。

九州の旅 その1(高千穂峡)

2015-05-25 | 九州
 九州中・南部を訪れました。
 大阪南港からフェリーで別府まで行き、そのあと、大分、宮崎、熊本、鹿児島の各県を駆け足で回ってきました。 
 2013年5月下旬~6月上旬の写真です。
 その5まで5回に分けてお送りします。

①大阪南港、19:00発のフェリーで出発。
 小雨模様で、六甲山の明かりも神戸の夜景も見えない。
 しかし、この出港風景はいつも心ときめくものがある。


②20時頃、明石大橋通過。対岸は明石市。
 暗くて少しカメラブレしている。


③大分県佐伯市(さいきし)波当津(はとうず)海岸。
 アツバキミガヨラン(ユッカラン)の咲く海岸。
 あいにくの曇り空。
 佐伯~蒲江間は国道388号を走ったが、今年の3月に東九州自動車道が開通した。


④⑤一種独特な砂模様の海岸。




⑥宮崎県延岡市下阿蘇海岸。
 天気がよければ、青い海にツバナがそよぐすばらしい海岸だと思うが。


⑦国道218号日ノ影バイパス。
 高千穂峡へ向かう神話街道ともよばれる快走路。
 高さ137mの青雲橋からのながめ。


⑧⑨高千穂峡。見事な柱状節理の峡谷。
 たたけば金属音がしそうな堅い6角柱の岩。




⑩有名な真名井(まない)の滝。
 日本の滝100選のひとつ。
 ここは3回目だが、以前と比べると、滝の幅、水量ともに減っているように感じた。



 その2に続く。