干物の美味しい焼き方

まいどおおきに
親父っす

伊豆・伊東のお土産といえば、やはり「干物」
アジやエボ鯛、カマス、サバ、イカ、金目鯛など干物屋さんに行くとたくさん
売ってますね～♪





親父の宿の朝食につく干物を口にしたお客さまは・・・
「お土産で買って帰っても、こんな風に焼けないの・・・」
こんな言葉をよく耳にするっす。

どこが違うのか…？？？

それは「焼き方」にあります。

まずは干物の歴史を…
干物は奈良時代に保存食として誕生したといわれています。平安時代には貴族
の食事には欠かせないものとなり、生産量もぐんと増えたといわれています。
庶民には江戸時代より食べられる様になり、「海」を持つ各藩は干物造りを推
進、名産とし藩の財政の一部としました。これが「お土産」のはじまりですね
～。

さて、ここで本題に戻るっす。
ここまで干物の歴史をみて、今の家庭の調理環境と何が違うのか？
それは「ガスコンロ」です。家庭のガスコンロには「グリル」がありますね。
このグリルは秋刀魚やサバの切り身など「生」を調理するには適していますが
、長時間天日干しして旨みを閉じ込めた干物には適しません。グリルは庫内温
度が高すぎて、せっかくの旨みと脂が飛んでしまいます。仕上がりはバサバサ
の硬い干物に…

では今の家庭の調理環境でどう美味しく焼くのか？
昔の家庭を想像してみてください。七輪で焼く姿を想像しますよね？
ホームセンターやスーパーで「餅焼き器」を買ってきて、干物の皮を上にして
ガスコンロの火を「弱火」にして約１５分、身が軽く色がついたら皮を下にし
ます。すると、身がふわっと盛り上がってきます。
ふわふわの干物の出来上がりっす☆

伊豆にお越しになった時は、ぜひ干物をお土産に買って帰って「ふわふわの干
物」をご家庭でお召し上がりください★




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