ごめり語。

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自分のスピードで

2010年05月25日 | 日記
「WEDGE」6月号を入曽駅の売店で買いました。普段電車に乗らないのでよくわかりませんが、入曽のようなローカル駅でも売っているわけですし、電車内のつり革広告でも見かけたので、おそらく順調に部数を伸ばしているのでしょう。

「にっぽんの100人の青年」という連載があります。今回は介護付旅行会社社長、佐野恵一さんの紹介でした。彼はまだ25歳です。でも、凄いな。本当に。この連載自体も凄いと思います。何を成し遂げたかは、誰でも書けます。でも、何を成し遂げようとしているかを書くのは、難しい。

最近、「ミルク」という映画をDVDで見ました。ショーン・ペン主役。「もう40歳になるのに、何も成し遂げていない」というセリフが印象的でした。少し自分の姿と重なるような気がしました。

思えば私なんて、40歳になるまで、介護の「か」の字もなかったんだよな・・・

昔、かつての同僚、大先輩のBさんのことを書きました。ああ、あれは「」だったね(たくろう風)。Bさんは、自らの意思で坂を降りてしまったような人でした。そして、Bさんと一緒に働いていた頃の私はというと<能天気、怖いもの知らず、無神経で、しかも、まだ元気>だったので、そんなBさんの心中がまるで理解できませんでした。

皆さんも、こんな経験、ありませんか?つまり、その仕事については、年下で後輩の自分の方が精通しているのに、年上の大先輩とコンビを組むことになった、という状況。よくあることだと思いますが、お互いにいろいろと気を使いますね。私はでっかい金庫を蹴りました。実話です(笑)

若者たちには「覚悟」があります。そんな中で、私は今、何をすべきなのだろう?

最新号の「WEDGE」の特集は、救急医療についてでした。救急車の「たらい回し」の問題。疲れている人が多いのではないか。皆現場では一生懸命やっているけれど、これ以上のリスクは負えない。裁判、訴訟、報道、事なかれ主義。

例えば、内部統制。今までは、いかに合理的に仕事をすすめるかだけを考えればよかった。けれども、内部統制のような考え方は、明らかにそこから後退している。その分、競争力も衰える。

「Bさん。日曜日に私、久しぶりに与野本町周辺を歩いたんです。年配の方たちと一緒に。楽しかったです。ようやく少し人の役に立てたような気がしたんです。」

自分のスピードで歩きたい。誰も「走れ」なんて言っていないのに、痛切にそう思います。
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