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至誠惻怛(しせいそくだつ)=真心と慈愛の精神

将棋王座戦・第二局

2010-09-22 | 日記
 ――将棋「王座戦 ・ 第二局」 (羽生善治王座vs藤井猛九段、神戸市・ホテルオークラ神戸「中の坊瑞苑」) 棋譜中継
 
 先手番の藤井九段は、居飛車を選択した。午前10時10分の局面は、下図の▲7八銀と上がったところ。互いに左美濃の格好になる一風変わった駒組みになっている。両者の対戦で、相居飛車は初めて。
 
 
 
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  立会人は“火の玉流”の有吉道夫九段(右)、新聞解説は“光速流”の谷川浩司九段(左)
 
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    午後3時半ごろ、控え室では谷川浩司九段が先手番を、室田伊緒・井道千尋
    両女流初段が後手番をもって検討している

 
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 午後4時から、U-stream動画の中継が始まった。終局まで、森下卓九段、野月浩貴七段、千葉幸生六段、西尾明五段の4人が交替で解説する。
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 【後手優勢】
 下図の△3九銀で飛車をいじめ、後手が優勢という声が聞こえてきた。8筋の垂れ歩と3九へ打った銀で左右挟撃の形となっている。残り時間は、▲藤井九段32分、羽生王座△1時間7分。残り時間でも、羽生王座が有利な状況となっている。
 
 
 
 【後手勝勢】
 下図の▲3八飛に△6三歩が厳しい。▲7三角成は、△8六飛とズドンと走って後手が勝勢。本譜は、そのとおりに進んだ。
 
 
 
  ◇
 午後9時1分、86手まで羽生王座が勝ち、2連勝とした。消費時間は、▲藤井九段4時間53分、△羽生王座4時間5分。羽生王座は、王座戦の連勝を18に伸ばし、19連覇まであと1勝とした。藤井は終局後、左手で眉間を押さえ、目を閉じていた。
 第3局は、9月29日(水)神奈川県秦野市の「陣屋」で行われる。
 
 
 
 投了図から、▲3七馬と引くのは△5八角成、▲4六玉、△4五銀までの詰み。
 
 
                                                感想戦
 
 羽生王座の話 「ちょっと攻めが細いかなと思いながら仕掛けた。ほかには分からなかった。厳密には無理かなと思った。(68手目の)△3九銀を見つけて、よくなったと思った。第3局も、これまでと変わらずに臨みたい」
 藤井九段の話 「(41手目)▲6三角までは経験のある形。2回目の△7五歩(48手目)に▲同銀でないといけないが、考えているうちに自信がなくなり本譜を選んだ。しかし、おかしかった。調べてみないと分からない」



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