Takの秘密の木

誰にもいえない気持ちは、誰もしらない秘密の木の洞に、こっそり語って蓋をするんだって。@2046

まつり先輩

2011-08-06 | 俳優さんのはなし

「仕方ないだろ、大義のためだ。」の尾形さん。
・・・・じゃないです。『アテルイ』田村麻呂さまです。
堤さんの見返りポーズ、結構よく見るような気がする。横顔も綺麗だからかな。あと柳腰が映えるから?



※まつり先輩とは・・・・
舞台『アテルイ』において大失態をおかした堤さんが、罰として大の苦手の歌を唄わされることになり、その時に選んだ楽曲が「祭り」だったことから、演出のいのうえさんや古田さんをはじめとする共演者たちからそう呼ばれた。(DVDコメンタリー参照)

やー・・・・・・『アテルイ』特典のコメンタリー、めっちゃおもしろい~。
いのうえさん、古田さん(堤さんの代打)、染五郎さん、水野美紀さんのメンツですが、みなさんほんと好き勝手仰ってて・・・・・。(笑)
特に古田さん、最高。しょーーーーもなくて、ひがみっぽくて、でもかわいんだよねー・・・・・。

男性陣は三人とも声質が似通っている感じがして、かなり聴き分け難いですが、

「ほんとは女々しいくせに」
「朴訥フェロモンは得意技」
「粗野な可愛さ狙い」
「わかったわかった。カッコいいよ!」
「自分が綺麗なことを知っている」
「こういう堤くんはよく見る。好漢に見える。・・・・またやってるよ!」

等々の発言は、ほとんど古田さん発かと・・・・。(笑)

先日の『ボクらの時代』の時にも思ったけど、古田さんは堤さんとほんと仲良くて、そして、堤さんのことをとても二枚目だと思っているみたいで・・・・。
古田さんも板の上でなら二枚目役を演じられるけど、映像作品ではやっぱそうはいかないのかも知れないなー・・・・と。
メイクや衣装や設定では、それは誤魔化すことができないから。(苦笑)
クローズアップショットは必須だし、現代劇であればなおのこと、どうしてもすべてが赤裸々になる。
録画しといた『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』を見てみたら、古田さん演じるオジーの容貌は酷い言われようで、ちょっと悲しくなっちゃった。(苦笑)
でもそのあたり、舞台俳優さんたち自身にも自覚はあるんだなー・・・・というのをつくづく感じる発言も、このコメンタリーには多かったような気がします。
舞台って、基本はやはり遠目であることを前提にした、表情の作り方やメイク、ボディ・アクションなんだなー・・・・と。

まあそんなこんなもあって、これまで観るのを避けがちだった舞台作品を、堤さん出演物に関しては今怒涛のように見ているのは、堤さんの演技は板の上でもまったく無理がないというのが分かったからなんですよね。・・・・・
てっきり、もっと舞台向けの演技をしているのかと思っていました。
舞台と映像は、違うスキルを駆使しているのではないかと・・・・。
舞台俳優さんで映像にも出てる人は、そういう人も多い気がしていましたし。

でも違うんですよね、堤さんって。どアップで撮られてもまったく問題ないリアルな演技をしてるんです。
一挙手一投足、細かい表情の変化から、目の動きまで。例え、客席に背中を向けていても、誰かの影にいても。
動きもセリフ回しも、あまりにも自然で。
これまでに見たどの舞台作品でもそうで、それは、最初から最後まで一切手抜きがない。
だから、まるで映画でも観ているかのような気分になってくるんです。舞台作品だということを忘れてしまうぐらい。
唯一映像と違うところといえば、発声ぐらいかなー・・・・。ピンマイクなしでも明瞭に一言一句聞こえるだろう声質。
かといって、張り上げたりがなったりしている感じはまったくなくて。

目の表情の豊かさは、ほんともったいないぐらい。舞台じゃ、観客にはよく見えないだろうとか思ったことないのかしら・・・・?
他の役者さんたちが身体表現と発声を最優先にして、極めて舞台的な演技をする中で、本当に自然で柔軟で、しかも遜色はない。
この『アテルイ』では、堤さん目張りも入れてないんですよね。アイラインとマスカラぐらい入れても問題ない役柄だと思うけど・・・・。
にも関わらず、目力、目の強さが半端じゃない。

演出のいのうえさんが、水野美紀さんの演技に対して「やっぱりテレビの人は、ちゃんと目が動くね。アップ対応が効く。」というようなコメントをされていましたが、それは私のような人間からすれば、「やっぱ舞台って、普通はそこまでは演技しないんだなー・・・・」という印象でした。
『吉原御免状』の時の松雪さんも表情の作り方はとてもリアルだったので、映像は映像のアドバンテージはやはりあるよな、と。・・・・


あ、冒頭の「堤さんのおかした失態」とは、殺陣のシーンにも関わらず、刀を忘れて出てしまったというものです。(笑)
しかも自分のではなく、一騎討ちの相手(染五郎さん)に渡さなければならない大事な刀だったのに、それを初日に忘れたという・・・・・。
「何しに出たんだよ」「ありえない」「緊張感がない」と、ここぞとばかりにコメントされてました。(笑)

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