Takの秘密の木

誰にもいえない気持ちは、誰もしらない秘密の木の洞に、こっそり語って蓋をするんだって。@2046

意外な人の登場(追記)

2011-11-27 | ドラマ・映画・舞台の感想
ここ最近見たものの中に意外な人が思いもよらず登場して、しばしば驚くことが・・・・。

まずは『SOUL RED』。
これは松田優作さんのドキュメンタリーフィルムなのですが、脚本家や映画製作会社関係の人々、香川照之さん、アンディ・ガルシアが出てくるのは別に驚きはないのですが、クドカンさんと浅野忠信さんと中村トオルさんが出て来たのには驚いてしまいました。
この三人に関しては、直接交流があったというより、優作さんに憧れていた人たち、後を継ぐ人たちという立場のようでしたが、それぞれの優作さんへの思いを聞いて、とても感慨深く、またある意味納得が行ったと言うか。・・・・
私も優作さんは好きな俳優さんだし、そしてこの三人も好きなので。
映画監督の森田芳光さんの話もとてもおもしろかった。
この方は、もちろん『家族ゲーム』を撮った監督でもあるのですが、堤さん主演の『刑法第39条』の監督でもあります。
因果が繋がるというか。・・・・

その次は『11人もいる』。
光浦さんのお兄さん役で粟根まことさんが出てた・・・・!(笑)
つい最近まで存じ上げなかった俳優さんですが、新感線さんの舞台を見ると必ず出演されているのでさすがにお顔を覚えました。
殺陣が上手な方ですが、ふつーーーに現代人の格好してお兄さん役やってました。(当り前ですね)
やっぱクドカンさん繋がりでの出演なのかな?

その次は『蝶々さん』。
同枠で堤さんの『とんび』をやるので試しにどんな感じか見てみたのですが、野田秀樹さんが役者として出て来たのにはびっくりです。
テレビドラマに出演している野田さんって初めて見た・・・・・。
最初から最後まで英語のセリフでしたけど、とても上手でした。
パックンや川平さんにもへー・・・・・って感じですが、高橋由美子さんにもちょっとびっくり。
高橋さんといえば『野獣郎見参』の美泥役です。
NHKのキャスティングって、やっぱ民放とちょっと違う感じがする。(笑)
1時間15分(正味1時間10分ぐらい?)の前後篇ですが、NHKはCMが入らないのでかなりがっつり感がありますね。
それに結構お金かかってる感のある映像です。
港で見送りシーンのCGはちょっとどうかと思ったけど・・・・・でも全体としてはセットも衣装も造り込みが丁寧で美しい。
『とんび』の予告は流れなかったものの、かなり期待感は高まりました。
(次の『真珠湾からの帰還』には平岳大さんが出演するようですね)


『三丁目の夕日』は初号試写?が終わったようですが、かなり評判が良さそうですし、『宇宙兄弟』のHPはリニューアルされ、これもかなりおもしろそう。
『とんび』も期待できそうだし、2012年がいよいよ楽しみになって参りました・・・・!


(追記)
先日、NHKBSで放送された、『ブレードランナー』のメイキングについても書きたかったんですが、長くなり過ぎるのでまた別の機会にしたいと思いまふ。・・・・・

私はかなりのブレラン狂(リドリー信者?)と自負しておりますが、これまでメイキングと言われるものは見たことがありませんでした。
僅かな編集の違いの、何種類もある本編も、これまで2種類しか見たことがありません。(日本初公開劇場版とユニコーン+版)
実は、ビデオテープはありますが、DVDもBDも持っていないのです。
ブレランについては強烈なマニアがあまりにも多すぎて、逆に引いてしまったところがあるのも事実です。
私はSFや特撮に特化して興味があるわけではなく、リドリー・スコットの途轍もない美意識や映像センスが大好きなだけなので、大抵マニアとは感覚が合わないことが多くて・・・・。(苦笑)
しかし今回初めてメイキング(というかドキュメンタリーフィルム?)を見て、改めてかなりショックを受けました。
リドリーが黒澤明監督をリスペクトしているのは知っていましたし、影響を強く受けているのも作品を観ればよくわかります。
しかし、ここまでそっくりとは・・・・。(笑)
ブレラン製作にあたってのすったもんだは、黒澤監督が『七人の侍』を撮った時のエピソードに酷似しています。
それに、リドリー監督が英国人であることが、ハリウッドの現場でかなり軋轢を産んだことも初めて知りました。彼があそこまでアーティスティックにエキセントリックな人とは・・・・。
現場のスタッフの誰も、監督のビジョンを共に観ることができないから、どうしても"天皇"のように成らざるを得ないんですよね。・・・・だけど完成したものをみるととんでもなくすばらしい。
原作のフィリップ・K・ディックがブレランのラッシュを観て「僕の頭の中を見たのか?」と言ったというエピソードも初耳でした。
音楽を担当したヴァンゲリスの才能はやっぱ突出してすばらしいし。
結局、アーティストを理解するのはアーティストなのかなー・・・・・と。
この気難しい芸術家に何度も起用されるラッセル・クロウという人も、おもしろい俳優だなー・・・・とつくづく。
そして松田優作さんについても・・・・。私が『ブラックレイン』を見たのは、優作さんが出演しているからではなく、そもそもはリドリー監督の作品だからなのです。
『SOUL RED』の中で、リドリー監督の声がちらっと入っているのを耳にして、なんとも不思議な気分になりました。

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