リョーマ
ジュラーレ佐世保U12→ジュラーレ佐世保U15第7期生→特別支援学校
カイト
ジュラーレ佐世保U12→ジュラーレ佐世保U15第7期生→佐世保工業(ロボット部)
正直
この二人はU12からU15へは上がってこないだろうと思ってた。
巧いとか下手とかそんな話ではない。
まぁ
下手は当然下手だったんだが。
二人ともジュニアのチームに上がる時だいぶ苦労した。
カイトは嗚咽上げながらリフティングしてた。
いや
させた。
それが努力なんだと。
リョーマはなかなか話が伝わらず。
それでも必死に努力していた。
チームに入るってのはそう言う事なんだ。
そんな話をした。
そして苦労のU12を終え。
U15でも頑張ります。
との言葉が…。
U15はまた数倍厳しくなる。
チームは弱いくせに…。
それでも最後までやり遂げた。
二人ともお世辞にも巧いとは言えない。
しかし
二人の歩んできた道の濃さは誰も真似できない。
だから
二人の今は心配ない。
そして
堂々と『俺の教え子です』って言える。
絶対に忘れてはいけない事。
それを親が支えてくれた事だ。
うちの子は下手なんでクラブチームは…
うちの子はやる気あんま無いんで…
うちの子は上手だからこんなチームでは
弱いチームに入っても…
うちの子はパサーなんで…(笑)
って
そんなアホみたいな事を言う親じゃなかった事に感謝をしないといけないんだ。
『好きだから続けたいと言ってるんですが良いですか』
『きっと迷惑を…』
そんなわけありません。
好きだからやる。
当たり前の事なんです。
その好きな事に
必死に向き合い
不条理を受け入れ
理不尽に打ち克ち
歯を食いしばって突き進むことで
子どもは青年になっていくんだ。
良いね良いね【だけ】じゃ絶対に人は育たない。
これは死ぬことぐらい絶対だと言い切れる。
そんな事を思ってたら二人を思い出した。