この一月ほど黒狸の奴が体調不良を訴えている。
な~んとなく体がだるい。
4本足になろうとするとグリーンのランプがピカピカと点滅して4本足になれない。
(オマイはいつから人間の仲間いりをしたのか?!)
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普通の車屋さんの不満なところは
こういった症状が出ているにも拘わらずだねぇ、一向に直そうとしないことだ。
確かに手間ばかり掛かって儲けが少ないのに違いない。
だからと言ってそのまま車検までほっといて何もコメントしないという態度は・・・
オーナーとの気持ちの乖離がハナハダシイと言わざるを得ない!
特に古い愛車を大事にするオーナーであればあるほど心が離れていくであろう。
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オイラも心が離れつつある。
で、本当に黒狸のような古びたランクルや車が何より好きで
古い車が元気を取り戻すことをこの上ない喜びとしている車屋さんをずっと探していた。
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なんとなく見つけたような気がして・・・・
徳島県まで走りました。
山に入って四本足になれないと言う事は
実は命に関わるかも知れないのである。
例えば、妙な側溝に落ち込んでしまっても四駆になっていれば
かなりの確率で這い上がれる可能性がある。
ところが後輪だけの二駆だったとしたら・・・?ということである。
だぁれも来ない山の中で溝にはまったまま、何日も誰かが来るのを待つなんて!
白骨化しちゃうよ。
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車屋さんへ行って、店主が黒狸を試乗してあちこちを点検。
フロントのハブを電動からマニュアル・ハブ化する検討をし
「体がだる~い」症候群に対してはディーゼル噴射ポンプのオーバホールやら
電気系統のチェックなどを検討したいとのこと。
5月の連休明けから入院するようなスケジュールになりそうで
渓流釣りにも微妙に影響しそうだ。
車の修理がどうなるか?
別途レポートすることにします。
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家から徳島までは約70kmです。
黒狸はハイウェイ嫌いですから下道を往復するんですが
一部だけはどうしてもハイウエイを利用します。
通行料350円也の一区間だけなんだけど
コイツが下道を走るととんでもない難区間なんです。
但し、遠回りをすればこの区間を回避できますが・・・・
帰途は遠回りしました。
すると、このルートに鄙びたJRの駅があるんです。
桜の季節は駅前に明るさが漂い古い簡素な駅舎とベスト・マッチなんだけど・・・
桜散った今ではなんだか殺風景。
でも、寄りたくなる駅です。
駅舎のヨコにこの地の由来を記した看板が立ちます。
へぇ~さうなんだ・・・と感心して読みます。
もう、ここは讃岐と阿波の境でして。
暫くしたら、キンコンと鐘が鳴って、どうやら列車が来るようです。
やった~!
小型カメラで待ち構えます。
右手の山すそを回ってやってきましたね。
左上に阿波の空がのぞいています。
目の前で停まりますが・・・乗降客は一人も居りません。
なるほど無人駅なわけだ。
この写真の上の方に白いガードレールがあって道らしきものが見えるでしょう?
これが・・・ハイウエイで迂回を余儀なくされる峠道(大坂峠)なんです。
完璧な一車線の未舗装砂利道。
車と出会えば離合にホトホト弱り切る悪路。
峠から海を見れば、それはそれは絶景なんですけど。
一度経験すれば二度とは行きたくない峠道!!
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それはそれとして・・・
暫く列車が停まっていましたが
乗り込む客が無いと判って定刻に発車していきました。
ランクルの阿波路は遠し山笑う・・・といった風情でした。
家までまだ50kmは走らないと。
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