銀うさぎの庭(お人形日記)

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「ダークエイジ・ロマン 大聖堂」第5回

2011-03-10 | テレビ等の感想

BShiで放映中ドラマ、ケン・フォレット原作の「大聖堂」の感想です。

「ダークエイジ・ロマン 大聖堂」 BShi 毎週土曜 午後10時~(全8回)


尚、私は原作は続編も含めて既読です。
「ネタばれは絶対ダメ!」という方は、
こちらの記事をご覧にならないよう、お願い申し上げます。





第5回は「芸術と破壊」。

 絞首刑台の上で首に縄を掛けられ、絶体絶命状態だったフィリップ院長。
 弟のフランシスが最後に罪の許しを与える聴罪司祭だったため、命を救われました。
 多くの死体と共に打ち捨てられていたジャックも、聖書の登場人物のラザロの如く甦りました。

 さて、スティーブン王はモード側に捉えられ、
 モードの最大の味方・グロスター伯はスティーブン側の捕虜となったため、
 戦況はこう着状態です。
 しかし、今や宮廷に君臨するのは女帝モードとなりました。


ウェイルラン司教とハムリー家のリーガン夫人とウィリアムが
モードと対面する場面があるのですが、
明らかにスティーブン側の人間であったにもかかわらず、
その巧みな言い訳と、モードへの取り入り方には感心しました~

ちょっとびっくりしたのは、リーガンがホワイトシップ号の遭難事故で亡くなった、
故・ウィリアム(ヘンリー一世の世継ぎ)の妃の侍女だったという事実です。
リーガンはお妃と同行していなかった理由を、
「お妃の懐妊の知らせを王に告げるためだった」と
もっともらしい説明をし、モードは納得したようです。

 フィリップはモードと面会し、市場を開く権利の回復と石切り場の利用権を願い出ます。
 市場を開く権利は100ポンドを支払う事で許されましたが、
 石切り場はやはりハムリーの所有となってしまいました。

 フィリップは、100ポンドをアリエナから借りて調達しました。
 (アリエナは手広く羊毛の取引をする商人に成長していました)

 アリエナを巡って、トムの実子・アルフレッドとジャックの仲は更に険悪に。
 アルフレッドとジャックがいさかいを起こした時に大聖堂の足場を崩してしまい、
 そのせいで大聖堂の壁の一部が壊れる、という事故が起きます。

 トムはジャックを作業現場から外し、
 行き場を失ったジャックをフィリップは自分の補佐のために手元に置く事にします。
 ジャックは誓願を立て、見習い修道士となり、修道院に入りました。

 スティーブンとモードの間で、捕虜交換の条件が整いました。
 スティーブンの一子・ユースチスが人質としてモード側に差し出され、
 スティーブン王とグロスターはそれぞれ解放されました。


ここで、策士・ウェイルラン司教の驚異の能力が発揮されました!
モード側が誰もユースチスの顔を知らないのを良い事に、
身代わりを立てるようリチャード(アリエナの弟)に入れ知恵をしたのです。
頭いい!!

 スティーブンは再び戦を起こし、偽りの人質だったと気が付いたモードは
 ユースチスの身代わりの子供を殺してしまいます。
 再び内戦が始まったのです。

 一方、キングズブリッジでは、市場がにぎやかに開かれています。
 キングズブリッジが今年からは羊毛も扱うようになったため、
 シャーリングの市場に陰りが見え始めます。
 その事に怒ったウィリアムは郎党を引き連れてキングズブリッジの町を襲うのでした。

 炎上するキングズブリッジの町。
 襲撃の混乱の中で、トムは命を落とします…
 アリエナもまた、全財産を失うのでした。



ウィリアムは町を襲撃した際、
「魔女を燃やしてやる」とうそぶいてアリエナのスカートに火をつけます。
怯えるアリエナに駆け寄り、火を消したのはアルフレッドでした。
アルフレッドなりの真心を感じました。
原作では、あまり良い印象の無いアルフレッドですが、良いところもあるな~と思いました。

次回は第6回「偽りの代償」。
アリエナの身に大きな転機が訪れます。
また、スティーブン王とモードの戦況はどう変化するのでしょうか?
ドキドキします。


大聖堂(放送前) 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 再放送決定


Comments (2)
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