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月刊美術編集部ブログ

アートにどっぷりとひたる毎日

京都アート&アンティークが盛況のようです

2012年06月22日 | 展覧会情報
7月号のアートフェア・プレビューでも紹介した、アートフェア「京都アート&アンティーク~美しいと出会う」が今日から始まりました。
夕方5時からのオープン前から開場を待ちわびる列ができ、主催者・出展者も驚く反応だったようです。
そこで早速、現地から写真を送っていただきました。

開場してまもなくのはずですが、熱心に作品に見入る来場者の方たち。

これは京都市立芸術大学日本画科の特設ブースのようです。

ギャラリー・アクセスの「定家亜由子日本画展」の様子ですね。写っているのは作家さん。

4月の「アート京都」がコンテンポラリー系ホテル型&ホール型フェアのミックスだったのに対し、こちらは鑑賞絵画&茶道具系見本市といったところ。客層は違えども、どちらのイベントにもたくさんのファンがいて詰めかけ、独自の審美眼を美術品に注いでいるところが、さすが京都。日本の文化を千年来担ってきた街は違います。作品の販売も、好調とか。このあたりは週末取材してから次号に盛り込みます。

京都アート&アンティークはすでに来年の第二回目の開催も決定。なんと、今年アート京都が開催されたう4月後半の時期を予定しているそうです。ライバルというより、良いすみわけと共存ができそうです。

京都アート&アンティーク
会期
6月22日(金)17:00~20:00
6月23日(土)10:00~18:00
6月24日(日)10:00~18:00

会場
京都市勧業館 みやこめっせ 1F 展示場
〒606-8343
京都市左京区岡崎成勝寺町9番地の1
TEL.075-762-2630

詳しくは下記へ。
http://www.kyoto-aa.com/

いよいよ発売 11月号「秘蔵公開!幸せを呼ぶ春画」

2011年10月19日 | 展覧会情報
月刊美術の11月号がいよいよ発売になりました。



巻頭特集は
「秘蔵公開!幸せを呼ぶ春画―秋の夜長を熱くする 全部買えます春画100図」

春画のイメージを覆す、おめでたくてありがたい「縁起物」としての効能をたっぷりと解説。作品図版は100点以上、しかも掲載した名品、逸品(すべて江戸時代の本物!!)が購入できるというほかにはない大企画です。
こんな特集は二度とありません。是非この機会をお見逃しなく。

巻頭特集は「美しき東北の風景―心の故郷に寄せる思い」と題し、東北にゆかりある画家や取材で訪れた画家たちによる、美しい風景絵画を掲載。こちらは是非ゆっくりと呼んで味わっていただきたいですね。

10月4日で100歳を迎えたドクター日野原重明「アートで生き生き」、イッセー尾形の「名画百面相」(今回は菱川師宣のご存知「見返り美人」)など、読みドコロ盛りだくさんです。

今回も売り切れ必至!!

ご注文は実業之日本社(受注センター 電話048(478)0203)

またはアマゾンへ。

11月号「幸せを呼ぶ春画」校了 

2011年10月14日 | 展覧会情報
11月号を校了しました。

特集は豪華二本立て、しかもひとつは春画特集です。
春画は実は縁起物! 江戸っ子が愛した春画は火よけ、虫よけ、怪我よけなどとして、さらに夫婦和合、家内安全の象徴として嫁入り道具にもなっていました。そんな春画をズラリ100図集め、しかも掲載作品が買えてしまうという大胆企画。
題して「幸せを呼ぶ春画」
ほかでは見れない、いや手に入らない春画の数々を是非ご覧ください。
もちろんボカシはいっさいなしの無修正です。

巻頭特集は「東北の風景」
震災を経てあらためて感じる東北の美しい風景を、現代画家の珠玉の名品絵画で見ていきます。

発売日に詳しい内容を更新します。
今回も売り切れ必死の月刊美術11月号。是非いまから書店にご注文を!!!

月刊美術10月号 特集「秋展NAVI 必見! 秋の注目展100」9月20日発売

2011年09月24日 | 展覧会情報

月刊 美術2011年10月号をアマゾンで買う



月刊美術10月号が発売されました。

巻頭特集は「秋展NAVI 必見!秋の注目展100」
コンクール獲得で画壇に躍り出た新人から、若手の実力作家、そしてベテラン勢まで。
文字通り、この秋の注目展覧会を一挙に紹介。
前半の画廊で開催される現存作家の展覧会だけで100展。後半は名品を集める美術館展を美しいカラー図版と詳細な解説で紹介しています。
この一冊で、秋の展覧会を見逃す心配はありません。

日野原重明氏(聖路加国際病院理事長)と松尾敏男氏(日本美術院理事長)の特別対談も収録。
全国14箇所を巡回する「院展」。その松尾敏男氏の出品作のモデルは、なんとドクター日野原。
制作の裏側、人物画の魅力と難しさを、完成したての作品を前に語り合った記録です。

近年、日本国内でもアジア諸国でも盛り上がっているのがアートフェア。新進フェアを中心にレビュー&プレビューが充実。
Reviewは アートフェア東京/ アート名古屋/ アート台北
Previewは 神戸アートマルシェ/ 韓国・京畿国際陶磁ビエンナーレ
そして1ランク上のフェアとして 東美アートフェア2011 の見所も満載です。

本江邦夫の「今日は、ホンネで」には、この秋池田20世紀美術館での大規模な個展を予定している池口史子さん(洋画)が登場。センスが光る作品世界の真髄に、本江邦夫が迫ります。

ますます好調の月刊美術。
是非書店にてお申し込みください。

【展覧会】 徳田真佐子個展 丸の内・円鳥洞画廊 2011年10月10日~22日

2011年09月14日 | 展覧会情報

 

モノトーンの力強さというのでしょうか。

画家の芯の部分から発する力強いエネルギーのようなものを感じる作品群だ、とはじめに見たとき感じました。

今回紹介するのは、10月10日から約2週間開催される徳田真佐子展

丸の内の円鳥洞画廊でははじめての個展です。

円鳥洞画廊といえば、有楽町・国際フォーラムの向かいにあるオフィスビル、新東京ビルk2階の吹き抜けの壁面ギャラリーを飾る有名画廊。吹き抜けをぐるっと取り囲む絶好の展示空間を、徳田さんの絵15点が飾ります。いずれも人間が生きるということを考えさせられる重厚な作品です。これにリトグラフ8点、さらにミクストメディア3点を加えての展覧会です。

「半具象、半抽象・・・自分の中にどんな風が吹くかで、その都度作品がどちらかに揺れていく」と作家。とはいえ「白紙のまま見て欲しい」というのが作家のなによりの希望とか。是非みなさん自身の目で見て、感じて欲しい展覧会なのです。

場所は有楽町駅から国際フォーラムのコンコースを抜けて、皇居側に出た右側真向かいのビル。入口ホールの奥側、2階に広がる大きな空間です。手前左のエレベーターは2階にとまらないので、その奥の階段を登ってください。あるいは奥まで行って、右側のエレベーターだと2階に上がれるそうです。案内の看板が出るそうなので、よくご覧になってお越しくださいとのこと。

詳しくは下記まで。

悲しみを超えた存在のかたち

内在する風

失ってしまったものの中に

限界の中で生きる

空間の静寂


徳田真佐子個展~内在する風~

会期 2011年10月10日(月・祝)~22日(土) 会期中無休

時間 午前11時~午後6時(最終日は4時まで)

 会場 丸の内・円鳥洞画廊 東京都千代田区丸ノ内3-3-1 新東京ビル2階 ホームページ

 電話03-3215-5655


 


【展覧会】菅かおる展 小田急百貨店新宿店 9月14日~20日

2011年09月03日 | 展覧会情報

菅さん、といってもあの長期延命内閣の菅直人ではなく、それとは真反対に将来性もあり、夢と希望に満ちた若手日本画家・菅かおるさんの話題。

月刊美術の「展覧会情報」コーナーには、毎月掲載希望のリリースやハガキがたくさん寄せられるのですが、スペースにも限りがあるうえ、タイミングが遅かったりしてなかなか載せられないことも多々あります。中には、これは載せなきゃと思っていながら、諸々の事情で掲載が実現しないことがあるのも事実。この菅かおる展もその一つでして、ここで紹介してしまいます。

菅さんは大分生まれ、京都造形芸術大学で千住博先生に学んだまだ30歳代の日本画家。水辺や花が得意で、鮮やかな色使いの作品を発表しています。そんな菅さんの持ち味がでているのが、ハガキの写真にも載っている、水に挿した切花の絵。上下二枚組で、花を表す上の部分と水分を摂取する下の部分が別々に描かれています。大輪の鮮やかな花の根元には、栄養の源としての水が陰でささえていることを直感的にあらわしているようです。

実は日本画の若い作家、これは男性女性に限らずですが、いまいろんな才能が各方面で開花しています。院展や日展といったに所属する画家もいれば、無所属でわが道をいく画家もいますし、東京だけでなく、京都、広島、山形、金沢など全国各地に日本画の拠点があり、それぞれ才能が光を浴びようと列をなしているのです。そんな若い才能の一端を紹介できれば、と思っています。

菅かおる展
2011年9月14日(水)~20日(火)
小田急百貨店 新宿店本館10階美術画廊


ちなみに17日と18日には作家の菅さんが来場されるそうです!

+++++ 追記 +++++

今日、菅かおる展に行ってきました。

水面の波紋をモチーフにした50号の大作のほか、水辺の情景や鉢にや水差しに入った花など、とにかく水をテーマにした涼しげな作品ばかりで、体感温度もグッと下がった感じがしました。初日ということで作家の菅さんもいらっしゃいました。私のリクエストで、ブルーを基調にした水面の作品の前で写真をとっていただきました。

菅かおるさん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

菅さんの絵は、写真では絶対に分からないのですが、ところどころに金色や銀色が散りばめてあって、それが水面の反射やレンズ効果を表しています。そのキラキラ感が印刷でも、こうしたウェブでも伝えられないのがとても残念・・・と作家さんと同意しました。

是非会場でご覧ください。