月刊美術編集部ブログ

アートにどっぷりとひたる毎日

月刊美術9月号訂正のお知らせ(栄 リアリズム・コンプレックス展)

2012年08月21日 | なんでもメッセージ


月刊美術9月号(8/20発売)166ページで掲載の
「栄リアリズム・コンプレックス2012 THE 7SENSES+」展の閉場時間と、
最終日の閉場時間が訂正となりました。

×【閉場時間】午後7時まで → ◯ 午後7時30分まで

×【最終日の閉場時間】午後6時まで→ ◯ 午後4時まで

となります。

お間違えのないよう、よろしくお願いいたします。

今や飛ぶ鳥を落とす勢いの写実絵画ブームの中、次々と台頭する次世代の作家たちを
洋画家・丸山勉氏がキュレーションするリアリズム・コンプレックス。
大阪に続き第2弾となる今回は、名古屋の栄からリアリズムの新たな可能性を発信。
個性豊かな<写実3.1世代>7名の作家から、あなたの推しメンを探せ!

リアリズム・コンプレックス(丸山勉氏公式サイト内)
http://www.interq.or.jp/rabbit/marutom/complex/sakaecomplex.htm


<会期>9月19日(水)~25日(火)
    午前10時~午後7時30分
 
<会場>名古屋松坂屋本店
    名古屋市中区栄3-16-1
    TEL:052(251)1111

<出品作家>
今井喬裕 (東京)
小森隼人 (奈良)
山内大介 (名古屋)
光元昭弘 (東京)
坂東佳代 (和歌山)
浅村理江 (名古屋)
松本貴子 (東京・和歌山)


「ジパング展」が、関西に巡回します!

2011年08月19日 | なんでもメッセージ

月刊美術6月号で特集した「ジパング展」、いよいよ関西に巡回

会田誠、山口晃、鴻池朋子、三瀬夏之介、天明屋尚、山本太郎、池田学、束芋、町田久美……
コンテンポラリー系の人気アーティスト、勢揃い! といわんばかりの31作家が一堂に会した同展、
開催前からおおいに注目を集め、6月開催の東京展(日本橋島屋)では31500人を集客。
百貨店へのコンテンポラリーアート進出の本格化と、新時代の美術シーン到来を印象づけました。
関西在住で未見の方、必見!! ですよ。

【大阪展】
8月31日(水)~9月12日(月)
会場=大阪島屋7階グランドホール
     大阪市中央区難波5丁目1番5号
     TEL06-6631-1101

【京都展】
9月28日(水)~10月10日(月・祝)
会場=京都島屋7階グランドホール
     京都市下京区四条通河原町西入真町52番地
    TEL075-221-8811

入場料は一般800円、大高生600円。大阪展は9月号で招待券プレゼント中!

ちなみに、9月3日・三瀬夏之介、4日・山本太郎、10日・棚田康司、11日・会田誠がギャラリートーク+サイン会を予定
詳細は、ジパング展公式HPをご参照ください。

そして観賞のおともにはゼヒ、月刊美術6月号を

山口晃、山本太郎、天明屋尚、棚田康司らの出品作と歴史上の傑作とに共通する美学を解き明かし、
「やまとうた」からコンテンポラリーアートまで連綿と受け継がれる日本美術の魅力を、重鎮・高階秀爾が鴻池朋子、三瀬夏之介とともに語り合い、
気鋭の批評家・小金沢智がイマドキの作家たちの感性のホンネへ迫り、
さらに、会田誠がへべれけになりながら熱く(?)「日本」を語る。

「なるほど」「こういう見方もあるか!」と、展覧会をグっと深く楽しめること請け合いです。

最寄の書店でのお申込み他、実業之日本社ホームページAMAZONなどのネット書店でも購入可能。
また、展覧会会場でも販売予定です。未見の方はぜひ手に取ってご一読ください!


美術の便利帖 Q6 リビングに絵が欲しいのですが

2011年08月09日 | なんでもメッセージ
Q6 家を新築しました。リビングに絵が欲しいのですが、予算に限りがあります。どこで買えばいいでしょう。

A6 気軽に行けて気軽に買えるという意味では百貨店の美術画廊は最も身近。週替わりで企画展を開催しているので、いろんな作家の作品に出会えるのもメリットです。

 画廊・ギャラリーは絵画・美術品の専門店。画廊主お薦めの作品を中心に、将来が期待される新人作家の展覧会やテーマを決めたグループ展などさまざまな企画で楽しませてくれます。何度かお店を訪ねると、そこで扱う作品の傾向や作品の価格が分かります。恥ずかしがらずに予算を伝えて「こんな絵が欲しいのですが」と聞いてみるのもいいでしょう。

 最近賑わっているのはアートフェア。画廊がブース単位で出品するためたくさんの作家の作品に出会うことができます。フェアで初めて絵を買って、それが縁で画廊の顧客になる例も増えています。主なアートフェアは下記の通り。

G‐TOKYO(六本木・森アーツセンター)
http://www.gtokyo-art.com

アートフェア東京(有楽町・東京国際フォーラム)
http://www.artfairtokyo.com

アートフェア京都(ホテルモントレ京都)
http://www.artfairkyoto.com

ART OSAKA(大阪・堂島ホテル)
http://www.artosaka.jp

東美アートフェア(新橋・東京美術倶楽部)
http://www.toobi.co.jp/event/index.html

ULTRA(青山・スパイラル)
http://gemba-firm.com/001ultra/entrance.html

PLUS(新橋・東京美術倶楽部)
http://jpn.tcaf.jp/

美術の便利帖 Q5 コレクションを 売りたい

2011年08月09日 | なんでもメッセージ
Q5亡くなった祖父のコレクションを売りたいのですが・・・・・・。

A5  購入した店が分かっていれば、そこに持ち込むことをお薦めします。
 購入元が分からない場合、あるいは品数が多くてまとめて処分したい場合などは、美術品専門のオークション会社に相談するといいでしょう。オークション会社は過去の落札実績や人気度、作品の状態などを根拠に「落札予想価格」を査定します。これはあくまで予想なので、実際には予想に反して高く落札されることも、逆に低くなることもあります。

 査定に納得がいかない場合は出品をやめることも可能です。最低落札価格を設定する場合もあります。オークションは公開で行われます。落札価格から10~20%程度の出品手数料を除いた金額が後日支払われます。出品にいたるまでの対応の仕方、落札後の決済、不落札の場合の返却などは会社によって違います。電話で問い合わせると親切に対応してくれるので、とにかく聞いてみるのが得策です。

■国内美術品オークション会社

シンワオークション
〒135‐0063 東京都江東区有明3‐7‐26
有明フロンティアビルB棟4階
☎03(3520)0066

アートマスターズ
〒542‐0086
大阪府大阪市中央区西心斎橋1‐15‐13

アートマスターズ心斎橋ビル
☎06(6251)5755

アイエスイーオークション
〒105‐0004 東京都港区新橋5‐14‐10
新橋スクエアビル3階
☎03(6402)5333

毎日アートオークション
〒135‐0063 東京都江東区有明3‐5‐7
TOC有明ウエストタワー5階
☎03(3527)7330

エスト・ウエストオークションズ
〒141‐0022
東京都品川区東五反田2‐5‐15
☎03(5791)3131

マレットオークション
〒135‐0016東京都江東区東陽3‐22‐6
☎03(5635)1777

オーガーオークション
〒150‐0046東京都渋谷区松濤1‐2‐6
麻生ビル1階
☎03(5428)2258

東京中央オークション
〒104‐0061東京都中央区京橋2‐8‐4‐4F
☎03(3564)3321

美術の便利帖 Q4 お宝を修復したい

2011年08月09日 | なんでもメッセージ
家宝の掛軸にシミが・・・・・・。これって直せるの?

A4 購入した画廊に持ち込めば、修復してくれるところを紹介してくれたり、代行してくれるでしょう。軽度のシミであれば、表具屋さんで補修してもらえます。また全体的に古ぼけてしまった掛軸も、表装し直すと驚くほど綺麗になり、絵の魅力も蘇るのでオススメです。参考のため東京と京都の表具組合を挙げておきます。

 作品の価値を保つためにも、美術品の正しい取り扱い方を知っておくといいでしょう。
 東京美術倶楽部発行のDVD「美術商に学ぶ 美術品取扱いと手入れの基礎知識」は絵画・書、茶道具、刀剣、陶磁器、漆芸品などそれぞれの美術品に応じた取り扱い方法や手入れ・保存の方法を映像で解説しています。プロのノウハウを学び、末永く大切にしてください。

■表具店

東京表具経師内装文化協会
〒102‐0083 東京都千代田区麹町3‐4
☎ 03(3261)1037
http://www.tokyo-hyougu.jp

京都表具協同組合
〒615‐0042 京都市右京区西院東中水町17 京都府中小企業会館5F
☎075(314)5700
http://www.kyo-hyougu.jp

DVD「美術商に学ぶ 美術品取扱いと手入れの基礎知識」
企画・制作:東京美術青年会/発行:東京美術倶楽部〈☎03(3432)0191〉
本編75分、用語集付き/定価:6000円(税込)

美術の便利帖 Q3 ひょっとしてお宝?

2011年08月09日 | なんでもメッセージ
Q3 代々伝わる絵画があります。これってひょっとしてお宝? 鑑定にはいくらかかるの?

A3 テレビ番組「なんでも鑑定団」の影響もあり、最近は美術品をプロに鑑定、査定してもらうことが当たり前になってきたようです。作者名が分かっている場合は、「美術年鑑」「美術名典」などで探すと大体の見当がつきます。落款事典で作者が分かる例もあります。

 もしもそれが有名作家のものならば、「鑑定」してもらうといいでしょう。鑑定とはそれが本物か偽物かを見極めてもらうこと。現存作家であれば作家本人、物故作家であれば遺族が行うのが通例です。作家によっては鑑定業務を鑑定機関に委託している場合があります。
 次のページに主な鑑定機関を挙げます。ちなみに東京美術倶楽部では鑑定料3万円、鑑
定証書3万円で発行(例外あり)。

 本物だった場合、作品の価値・価格が気になるでしょう。値段を見積もることを「査定」といいます。絵の値段は一定ではなく、時代ともに変動していきますが、プロの美術商に相談すると大体の市場価格を教えてくれるはず。一般的にはその作家の作品を多く扱っている画廊に相談するのが最も信頼度が高いといえます。また過去のオークションの落札結果から類推することも可能です。月刊美術が毎号掲載している「オークション情報」を参考にしてください。

■鑑定機関

○東京美術倶楽部鑑定委員会
〒105‐0004東京都港区新橋6‐19‐15 ☎03(3432)0191

[日本画]
池上秀畝/伊東深水/今村紫紅/上村松園/上村松篁/大橋翆石/大山忠作/小川芋銭/奥村土牛/小茂田青樹/片岡球子/金島桂華/鏑木清方/川合玉堂/川端龍子/川村曼舟/吉川霊華/小杉放菴/小林古径/榊原紫峰/下村観山/杉山寧/山辰雄/竹内栖鳳/竹久夢二/土田麦僊/寺崎廣業/富田溪仙/橋本関雪/橋本雅邦/菱田春草/平山郁夫/福田平八郎/前田青邨/森田恒友/山口華楊/山口蓬春

[洋画]
靉光/青木繁/朝井閑右衛門/浅井忠/有島生馬/糸園和三郎/今西中通/上野山清貢/梅原龍三郎/瑛九/海老原喜之助/岡鹿之助/岡田三郎助/金山康喜/彼末宏/鴨居玲/木村荘八/国吉康雄/熊谷守一/黒田清輝/小絲源太郎/古賀春江/児玉幸雄/小林萬吾/小林和作/小山敬三/斎藤与里/佐伯祐三/佐分真/清水登之/白滝幾之助/鈴木信太郎/須田国太郎/関根正二/田村孝之介/鳥海青児/椿貞雄/寺内萬治郎/中川一政/中谷泰/中畑艸人/中村彝/鍋井克之/西村龍介/野田英夫/野間仁根/長谷川利行/林武/福井良之助/藤島武二/藤田嗣治/前田寛治/牧野虎雄/松本竣介/三岸好太郎/三岸節子/満谷国四郎/南薫造/宮本三郎/村山槐多/森芳雄/安井曽太郎/山口薫/山下新太郎/山本鼎/萬鉄五郎/和田英作

○日動美術財団系の鑑定機関
〒104‐0061東京都中央区銀座5‐3‐16 日動画廊内各鑑定委員会事務局 ☎03(3571)2553

岸田劉生/中川一政/梅原龍三郎/安井曽太郎/三岸節子/朝井閑右衛門/岡田三郎助/金山平三/鴨居玲/木村忠太/小山敬三/鳥海青児/林武/藤島武二/宮本三郎/野間仁根/児玉幸雄/脇田和

○日本洋画商協同組合系の鑑定機関
〒104‐0061東京都中央区銀座6‐3‐2 ギャラリーセンタービル6階 ☎03(3571)3402

[対象作家]
靉光/青山熊冶/猪熊弦一郎/海老原喜之助/刑部人/小野末/小山田二郎/北川民次/木村荘八/斎藤義重/斎藤真一/里見勝蔵/白髪一雄/曽宮一念/高田誠/高畠達四郎/田辺三重松/鶴岡政男/難波田龍起/原精一/福沢一郎/藤田嗣冶/三木富雄/吉原治良/萬鉄五郎

[2010年9月に追加された作家]
糸園和三郎/伊原宇三郎/今西中通/岡鹿之助/荻太郎/川口軌外/河野通勢/古茂田守介/佐伯祐三/佐野繁次郎/清水登之/菅井汲/菅野圭介/高島野十郎/高松次郎/椿貞雄/中村直人/野田英夫/長谷川潾二郎/原勝四郎/平野遼/山本鼎/山本彪一/山下大五郎

[明治・大正期美術の作家]
青木繁/浅井忠/鹿子木孟郎/川村清雄/久米桂一郎/黒田清輝/五姓田芳柳/二世芳柳/五姓田義松/小山正太郎/高橋由一/原撫松/原田直次郎/満谷国四郎/山本芳翠/和田英作/中村不折/和田三造

美術の便利帖 Q2 自分の実力を知りたい

2011年08月09日 | なんでもメッセージ
Q2 だいぶ上達してきました。そろそろ自分の実力を知りたい。

A2 まずは各都道府県で開催されている美術展、いわゆる﹁県展﹂に出品して、入選を目指すのが王道です。県の文化課や会場となる公立施設(県立美術館など)が窓口になっています。

 一方、日展、二科展などの美術団体によるいわゆる公募展に出品すると全国規模で自分の実力をはかることができます。大きな公募団体は東京に本部、地方に支部をもっていることが多いので、ホームページなどで調べてみると意外と身近に支部があるかもしれません。公募展の最大のメリットは入選すると、東京都美術館や国立新美術館などの大規模美術館で自作が展示されることです。是非チャレンジしてみてください。

 コンクールは企業や自治体が美術振興を目的に毎年あるいは何年かごとに開催するもので、グランプリ・金賞・優秀賞などには賞金が与えられます。一攫千金を夢見る人もいるでしょう。ただしジャンルや年齢などさまざまな制限があるので、よく確認してから応募する必要があります。

 次には、主な公募団体とユニークなテーマで作品を募るコンクールを掲載。現在はホームページが充実していて応募要項などほとんどの情報が閲覧でき、メールなどでの問い合わせも可能です。懸賞雑誌で調べてもいいでしょう。

■主要公募団体

○総合美術展
日展 http://www.nitten.or.jp
※日本画・洋画・工芸・彫刻・書の総合美術展事務局は下記の日展会館内にあります
東京都台東区上野桜木2‐4‐1 ☎03(3821)0453

○日本画
日本美術院(院展)…http://nihonbijutsuin.or.jp
※コンテンツ「よくあるQ&A」では日本画を志す人の素朴な疑問に松尾敏男理事長が体験を交えて答えています。
創画会 http://www.sogakai.or.jp

○洋画
一水会 http://www.issuikai.org
一線美術会 http://www9.wind.ne.jp/issen/
一陽会 http://www2.ucatv.ne.jp/~itiyokai.snow/
旺玄会 http://www.ohgenkai.org
現代童画会 http://www.gendoh.jp
現代美術家協会 http://www.art-genten.com
行動美術協会 http://www.kodo-bijutsu.jp
光風会 http://www.h4.dion.ne.jp/~koufukai/
光陽会 http://www.ne.jp/asahi/kouyouten/50th/
国画会 http://www.kokuten.com
國際美術協会 http://www.npokokubi.org
三軌会 http://www.b-sankikai.jp
示現会 http://shigenkai.jp
自由美術協会 http://www.jb.vis.ne.jp
朱葉会 http://www.shuyoukai.com
春陽会 http://www.shunyo-kai.or.jp
女流画家協会 http://www.joryugakakyokai.com
写実画壇 http://www.shajitsugadan.com
新槐樹社 http://www.shinkaijusha.jp
新構造社 http://www1.ttcn.ne.jp/~sinkouzou/
新制作協会 http://www.shinseisaku.jp
創造美術会 http://www.souzouten.org
蒼騎会 http://www.sokikai.com
双樹会 http://www.soujukai.com
太平洋美術会 http://www.taiheiyobijutu.or.jp
大調和会 http://members3.jcom.home.ne.jp/daichowa/top.html
第一美術協会 http://www.geocities.jp/daiichibijyutu/
東光会 http://tokokai.com
独立美術協会 http://www.dokuritsuten.com
二科会 http://www.nika.or.jp
二紀会 http://www5a.biglobe.ne.jp/~niki-kai/
二元会 http://www.all-japan-arts.com/nigen/nigen-index.html
日本水彩画会 http://www.nihonsuisai.or.jp
日本版画院 http://www.nipponhangain.com
日本版画協会 http://www.hangakyoukai.com
日洋会 http://www.nichiyoukai.com
白日会 http://www.interq.or.jp/manager/hakujitu/
モダンアート協会…http://www21.ocn.ne.jp/~maa/
立軌会 http://www.ryukikai.com

■テーマで応募できるコンクール

日本の自然を描く展
http://www.ueno-mori.org/shizen/23/index.html

川の絵画大賞展
http://www.kakowell.jp/12annai.htm

北の大地ビエンナーレ全国絵画公募展
http://www.vill.nakasatsunai.hokkaido.jp/page_1932.html

松本市美術館70歳以上公募展 老いるほど若くなる
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/p3/p3-html/p3-event.htm

美術の便利帖 Q1 絵を始めたい

2011年08月09日 | なんでもメッセージ
Q1 定年退職しました。これから絵を始めたいのですが、なにから始めたらよいでしょうか。

A1 最近は趣味として絵を描く方が増えていますね。初心者を対象にしたレッスンを行っている場所には大きく分けて次の3つがあります。

①カルチャースクール
②美大の生涯学習あるいは課外セミナー
③個人の先生が主宰する絵画教室

 ①のカルチャースクールは、新聞社や百貨店などが社会人のために開催しているもので、そのなかで美術の講座は文学・語学などの教養系科目とともに人気。主婦や会社員など年齢を問わず広く門戸が開かれていて、一般に受講生同志の交流も盛ん。仲間作りにも最適でしょう。講師の多くは美術団体などで活躍するプロの画家です。

 ②は美術大学で行われている社会人向けのプログラムです。大学の教室を利用して土日に開催されることが多く、基本的に講師はその大学に勤務する教員です。アカデミックな雰囲気と設備のなかで学ぶことができます。

 ③は個人の先生が自宅やアトリエを開放して教室として開講する例です。知り合いの紹介などクチコミで参加者が応募してくるパターンが多いようです。地域の密着度が高く、小人数でレッスンが行われるのが普通です。講師はその先生一人だけなので、人気の絵画教室では数ヶ月から数年も空きを待たなければならないこともあります。

 次に主なカルチャースクールと大学の生涯学習センターなどを一覧します。参考にしてください。

[カルチャースクール]

■新聞社・出版系

○産経学園
自由が丘 〒152‐0035
東京都目黒区自由が丘1‐30‐3自由が丘東急プラザ5階
☎03(3718)4660
大阪 〒530‐0012
大阪府大阪市北区芝田1‐1‐4阪急ターミナルビル7階
☎06(6373)1241
奈良 〒630‐0115
奈良県生駒市鹿畑町3027イオン奈良登美ヶ丘SC3階
☎0743(70)1516

○朝日カルチャーセンター
新宿教室
〒163‐0204
東京都新宿区西新宿2‐6‐1新宿住友ビル4階
☎03(3344)1941

名古屋教室
〒460‐0008
愛知県名古屋市中区栄3‐4‐5スカイル10階
☎052(249)5553

梅田教室
〒530‐0001
大阪府大阪市北区梅田2‐5‐2新サンケイビル5階
☎06(6348)1450

京都教室
〒604‐8005
京都府京都市中京区河原町三条上ル京都朝日会館8階
☎075(231)9693

福岡教室
〒812‐0011
福岡県福岡市博多区博多駅前2‐1‐1福岡朝日ビル8階
☎092(431)7751

○毎日文化センター
東京
〒100‐0003
東京都千代田区一ツ橋1‐1‐1毎日新聞社内
☎03(3213)4768

名古屋
〒450‐0002
愛知県名古屋市中村区名駅3‐28‐12大名古屋ビルヂング
☎052(581)1366

大阪
〒530‐0001
大阪府大阪市北区梅田3‐4‐5毎日新聞社内
☎06(6346)8700

福岡
〒810‐0001
福岡県福岡市中央区天神1‐16‐1
☎092(781)5766

○よみうりカルチャー

恵比寿
〒150‐0022
東京都渋谷区恵比寿南1‐5‐5恵比寿駅ビルアトレ7階
☎03(3473)5005

川崎
〒210‐0007
神奈川県川崎市川崎区駅前本町26‐1駅ビル川崎BE5階
☎044(221)5590

大宮
〒330‐0853
埼玉県さいたま市大宮区錦町682‐2JACK大宮ビル1・2階
☎048(640)1110

宇都宮
〒320‐0808
栃木県宇都宮市宮園町4‐1New108ビル4・5F
☎028(636)1818

○NHK文化センター
全国に55の教室を持つカルチャーセンター。申し込みはwebで。http://www.nhk-cul.co.jp/

○講談社フェーマススクールズ
東京本校
〒113‐0021
東京都文京区本駒込3‐20‐3
☎03(5832)6411

■百貨店系

○三越カルチャーサロン
〒103‐8001
東京都中央区日本橋室町1‐4‐1日本橋三越本店新館9階
☎03(3274)8595

○池袋コミュニティカレッジ
〒171‐8569
東京都豊島区南池袋1‐28‐1西武池袋本店別館8・9階
☎03(5949)5486

○東武カルチュアスクール池袋校
〒171‐0021東京都豊島区西池袋5‐1‐3
☎03(3988)4855

[美術大学の課外セミナー・通信教育]

○多摩美術大学生涯学習センター
〒158‐8558
東京都世田谷区上野毛3‐15‐34上野毛キャンパス3号館3階
☎03(3702)9868
http://www.tamabi.ac.jp/life/

○女子美術大学アートセミナー
〒166‐8538
東京都杉並区和田1‐49‐8
女子美オープンカレッジセンター公開講座
☎03(5340)4646

○京都造形芸術大学一般公開講座
〒606‐8271
京都市左京区北白川瓜生山2‐116 京都造形芸術大学瓜生山エクステンションセンター
☎075(791)9124

○京都造形芸術大学芸術学部通信教育部
☎0120(20)9141
http://www.kyoto-art.ac.jp/t/

○東京芸術学舎
(京都造形芸術大学と東北芸術工科大学が母体の一般向けアートカレッジ)
〒107‐0061
東京都港区北青山1‐7‐15 外苑キャンパス
☎0120(530)920
http://gakusha.jp/

次号予告 9月号は好評特集「賞を獲るには理由がある」今年上半期編!

2011年08月05日 | なんでもメッセージ
9月号が校了しました。
巻頭特集は、美術賞やアワード、コンクールの受賞作家をズラリ紹介してその受賞の理由を探る「賞を獲るには理由がある」の2011年上半期編。
今回も話題の受賞者たちが、本音で受賞のわけを語ります。
しかもボリューム充分でたっぷり収録。

前号で話題となった最新陶芸家特集「イケテル陶芸」からは、紹介作家たちの新作を誌上販売。身近に楽しんでいただけます。本の巻末にある専用封筒はもちろん、インターネットでも「イケテル陶芸店」として出店しますので、いつでもお申し込みいただけるようにします。発売日の8月20日をお楽しみに。

そういえば8月号プレミアム頒布「虎の子の一点」の凄腕写実編にも続々お申し込みが来ています。締め切りは8月10日。まだ申し込みいたたげます。

ガチャ! プレゼント付き 月刊美術とタカラトミーアーツがアートフェア東京でコラボ 

2011年07月30日 | なんでもメッセージ
アートフェアの出版ブースといえば、美術系の雑誌社が端っこの方にテーブルを並べて、スタッフが本を前にして無言で座っている図柄を思い出されるでしょう。月刊美術ではどこのフェア会場でも毎回、本を並べる以外の企画を練って、来場者の皆さんに楽しんで頂こうとアイデアを出しています。

で、今回はガチャです。そう、あの子供たちが百円を握り締めて買いにいくあのガチャガチャです。地方によってはガチャポンとかガチャコンとかいろいろ呼び名がある、あれです。

ガチャというのはタカラトミーアーツの商標ですから、他社製品はガチャとはいわなくて、一般名称「カプセルトイ」と呼ばれています。その中に、美術室によくある石膏像のミニチュアがありまして、シリーズ名を「立体カプセル百科事典 石膏デッサン入門1 完全版」といいます。これは後に大理石バージョンとブロンズバージョンも出てます。また「立体カプセル百科事典 石膏デッサン入門2」という新シリーズもあります。いずれも300円。

月刊美術では、タカラトミーアーツさんのご協力で、ガチャの筐体2台をアートフェア会場に持ち込み、上記の2シリーズと「石膏像マグネット ミュージアム石膏像マグネット」を販売しています。こちらは200円。

みなさんご存知でしたか? これって、本物の石膏像からミニチュアを作り出すために、東京芸大の彫刻科の学生たちがモデリングをしたんです。つまり原型は人間の手作り。いまは立体物でも3Dスキャナーで型取りができるんだけど、あえてそうせずに、手で作ったところがすばらしい。美大生や美大受験の予備校生の間では以前から人気のアイテムだったのですが、なかなか売ってる場所が少なかったようで、一般には知られてなかったようです。
今回初めて知ったという画廊関係者の方も、たくさん買ってお土産にしてくださいました。シークレットアイテムもあるのでドキドキしながら、開けてみてました。

今回は特に、アートフェアだけの特別プレゼントとして、カプセルの中に「当たり!!」カードが入っています。これをブースE03のギャラリー銀座アルトンに持っていくと、「凄腕写実」特集でも紹介した白日会の若手の有望画家・卯野和宏さんのポストカード6枚セット(500円)とアートフェア限定カタログ(500円)を差し上げます。

28日のファーストチョイス、29日の一般初日とたくさんの人に買っていただきました。ありがとうございました。
今日と明日にも引き続き販売していますので、是非来場ください。明日31日午後5時終了までやってます。

あと、何枚か会場内の写真を貼っておきますね。是非おいで下さい。
美術品といっても、1万円で買えるものもあります。
会場の国際フォーラムは地下鉄・有楽町駅に直結なので、雨にもぬれないので、こんな日にはうってつけですよ。





凄腕写実号の勢いが止まらない。

2011年06月30日 | なんでもメッセージ
7月号「凄腕写実」特集号ですが、売り切れの書店さんが続出しています。
まだ買ってない人は、そろそろ書店を覗いてみてください。
なければ注文だしとかないと、あとで買おうと思っても、なくなってしまう可能性大です。
なんといっても、発売元の倉庫にも在庫がなくなってきていますから。

数ヶ月後にバックナンバーが欲しいという問合せもいただきますが、今回は無理です。
あらかじめご了承ください。

アートフェア東京2011延期と各出展画廊の企画変更について

2011年03月25日 | なんでもメッセージ
 東京・有楽町の東京国際フォーラムを会場に、4月1日~3日の日程で開催される予定だった「アートフェア東京」が延期と発表されました。この度の東北地方太平洋沖地震の避難者受入施設として、会場が利用されるための措置です。

 月刊美術4月号では、「巻末特集 アートフェア東京2011 アーティストファイル」のタイトルで、14の個展、グループ展を紹介しましたが、延期に伴って各ギャラリーが企画の変更や別会場での開催を発表しています。ここでは、紹介作家の展覧会を順次紹介していきます。

ギャラリー銀座アルトンは、アートフェア会場で卯野和弘展を予定していました。これにかわって、銀座の画廊スペースで「アルトンフェア」を開催することを決定。会期は4月1日(金)~5日(火)。通常の個展では出品されない水彩画やデッサン等、特別な作品を特別な価格で紹介します。売上は今回被災された方へ日本赤十字社を通じてお届けするとのこと。是非多くの方に見てほしい展覧会です。
ギャラリー銀座アルトンはこちら

銀座・泰明画廊は予定していた田村香織展を、会場を銀座の画廊に移して4月1日~8日の日程で開催。
詳細はこちら

京橋・四季彩舎が予定していた金丸悠児展は、アートフェア東京の会場で発表する方針に変更はないとのこと。延期開催が待たれます。
これとは別に関連企画の作品展とアーティスト・トークは予定通り下記の日程で開催。ふるってご参加ください。
「ヌガ meets 金丸悠児」 4月22日(金)~5月31日(火)、ビストロ・ヌガ(東京都中央区銀座6-12-2 TEL.03-6254-5105)にて。アーティストトークは4月23日(土)、午後2時~。
会場はこちら

これから続々情報をアップしていきます。お見逃しなく。

千葉三越の江屹展

2010年06月22日 | なんでもメッセージ
千葉三越の美術画廊ではじまった江屹さんの展覧会に行ってきました。

もともと岩彩を主体にしながら墨なども使ったミクストメディアで花や静物を描く画家なのですが、今回はこれまでになかった中国の少数民族の女の子の作品がとっても良かったですね。4~5点あったこうした人物画のなかでも、入口から見える位置に展示されてた、写真のターバンの女の子の絵が、生地の質感といい表情のリアルさといい、魅力的でした。
ちなみに写真左端に写り込んでいるのは、ずっと江さんの展覧会をプロデュースされている千葉・アートサロンの田中さんです。

6時半くらいに到着したら、すでに作家は多忙のため帰ってしまったとのこと。残念。電話したら、すでに用事は済まされたとのこと。すぐに会おうということになり、千葉駅からそう遠くないご自宅に移動してようやく再会が果たせました。

東京画派の代表として、また東方芸術院の主宰として多忙ななか、最近は中国語でのブログも始めたそうで、自身の活動だけでなく日本のアートシーンについて解説したりしています。私も覗いて見ましたが、中国本土からコメントが沢山寄せられていていて、盛り上がってます。

江屹的芸術空間 http://blog.163.com/jiangyi_jp/


中国語が分からなくても、漢字の意味とニュアンスだけでもなんとなく読み取れるので、是非見てください。

江屹展
6月22日(火)~28日(月)
千葉三越・7階特選画廊
 


横浜・赤レンガ倉庫1号館の志村立美美人画展

2010年02月21日 | なんでもメッセージ
横浜・赤レンガ倉庫に行ってきました。目的は2つあって、一つはアートリンク in 横浜赤レンガ倉庫。赤レンガ倉庫の広場に期間限の屋外スケートリンクが出来てまして、そこに滑りに行きました。アイススケートは初体験でしたが、昔子供のころにやったローラースケートの経験がいかんなく発揮され、転びませんでしたよ。3回しか。

ヨコハマらしく、外人さんも滑っていまして、これが上手いこと。
スーツ姿で滑っていた背の高い男は、あれはカナダ人に違いないですね。うますぎですもん。

目的のもう一つは志村立美美人画展
志村立美とは、戦前戦後を通して活躍した挿絵画家で、後年には日本画で特に美人画を発表した有名画家です。その展覧会がこの赤レンガ倉庫1号館、まさにスケートリンクの隣の建物の2階で開催されておりました。夕方なので、人は少なかったので、ゆっくり作品を見ることが出来ました。壁一面ほぼ美人尽くしの上、受付の女性スタッフもこれまた美人。一見の価値どころか、横浜の人なら毎日通っても損はありません。

ところで、この赤レンガ倉庫1号館は、去年の横浜トリエンナーレの会場の一つになってまして、そのとき何回かきてます。あのときは、本江邦夫さんをお連れしてリポートしたんですが、正直コメントに困る作品もあったことを思い出しました。

アートリンク in 横浜赤レンガ倉庫
開催日:12月5日(土)~2010年2月28日(日)
2月24日(水)は全館休業日のため休み
大人500円、貸靴500円

志村立美美人画展
2月19日(金)~2月23日(火)
10:00~20:00 (最終日は17:00まで)
料金300円

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