フランス、移民選別法成立。サヨクの毒を抜く

移民選別法が成立／仏、暴動で滞在条件厳格化

　【パリ３０日共同】フランスの上下両院で３０日、「移民選別」を目指す法案が可決され、成立した。フランス社会への貢献が期待できる高学歴の外国人には門戸を広げ、それ以外の移民については滞在条件を厳しくする内容だ。

　昨年、都市郊外の移民社会を中心に暴動が発生、移民の受け入れ条件を見直す機運が高まったことを背景に、来春の大統領選の有力候補、サルコジ内相が移民選別策を打ち出した。

　サルコジ氏は移民政策の厳格化により極右層への浸透を狙っているとみられている。ただ、不法移民の就学児童の強制退去に反対する動きが全国に拡大しており、移民問題では引き続き難しいかじ取りを迫られそうだ。

（2006/07/01 07:16）