★縁起のいい色、悪い色!4★
「中国の場合」
東洋に目を転じてみましょう。
状況によって、吉と不吉な色が変わるという
相対的なルールが存在します。
中華世界の「陰陽五行説」です。
五行とは・・
次の要素を言います。
青(木)→ 赤(火) → 黄(土) → 白(金)
→ 黒(水)
五行相生説では
矢印の後の色は、前の色から生じる(勝る)、自然界の法則を
説きます。
木が燃えて、火が生じ、火は灰となって土に変わり、土の中からは
金が見出される・・
じゃんけんの「グーチョキパー」のような関係になっており、
絶対的な吉や凶は存在しません。
中国の歴代王朝は、色分けされて、陰陽五行説に基づき、
王朝を倒す際には、先王朝を上回る色を、旗印として
闘ったのです。
たとえば・・
新王朝を「赤眉の乱」で倒した後漢王朝は「火」の特性を
持つとされ、「土」の特性をもつ「黄巾の乱」により
滅亡に追いやられました。
異民族により北方領土を奪われた南宋王朝が、最初の年号を
「建炎(炎を建つ)」としたのは、「火(赤)」の徳を持つ
宋の再建を願ったためでした。
「中国の場合」
東洋に目を転じてみましょう。
状況によって、吉と不吉な色が変わるという
相対的なルールが存在します。
中華世界の「陰陽五行説」です。
五行とは・・
次の要素を言います。
青(木)→ 赤(火) → 黄(土) → 白(金)
→ 黒(水)
五行相生説では
矢印の後の色は、前の色から生じる(勝る)、自然界の法則を
説きます。
木が燃えて、火が生じ、火は灰となって土に変わり、土の中からは
金が見出される・・
じゃんけんの「グーチョキパー」のような関係になっており、
絶対的な吉や凶は存在しません。
中国の歴代王朝は、色分けされて、陰陽五行説に基づき、
王朝を倒す際には、先王朝を上回る色を、旗印として
闘ったのです。
たとえば・・
新王朝を「赤眉の乱」で倒した後漢王朝は「火」の特性を
持つとされ、「土」の特性をもつ「黄巾の乱」により
滅亡に追いやられました。
異民族により北方領土を奪われた南宋王朝が、最初の年号を
「建炎(炎を建つ)」としたのは、「火(赤)」の徳を持つ
宋の再建を願ったためでした。