日々が穏やかに過ぎ去っていくこと。
それ自体は幸せなんだと思う。
大学に行って、バイトして、寝る。
普通の日々を普通に過ごす。
ありきたりではあるけど、それ故に得難い日常なことを知ってる。
ただ。
足りない。
それは何か、と問われたら、芝居、と答える。
でも、それとも違う気がする。
足りないのは必死さなのか、切羽詰まった感覚なのか。
どうにもやり切れない。
苦労をしない日常は楽なはずなのに。
普通な日々は幸せなはずなのに。
…ここまで考えたところで気付いてしまった。
僕はジャンキーなんだ、と。
追い込まれることに、必死になることに、慣れてしまった。
と言うより、それらがないと物足りなくなってしまった。
変人だ(笑)
この欲求に流され突っ走り続けるといつか倒れるだろう。
肉体的にも精神的にも。
だから歯止めをかけたほうがいいんじゃないか。
緩やかに流れることに満足すればいいんじゃないか。
いや、きっとしない。
満足しないに決まってるだろ。
なら、突っ走ってみようか。
やれるとこまで。
限界まで。
そんなことを考えた秋の晴れた夜。