母の涙

昨日は母と一緒にクリスマスコンサートの衣裳を捜しに夕方三宮で待ち合わせをしていた。


16時に待ち合わせしていましたが、私の電車は16時ピッタリに着き、しかも私はトイレに行きたかったので母に少し待ってもらった。


トイレが近い私としては毎度の事で母も慣れているが昨日は様子がおかしかった。


急いでトイレから戻り「おまたせ～」っと声をかけパッと顔を見たら鼻を赤くして涙ぐんでるではないか！？


私「どうしたの！？」

母「あんた待ってる間に、お姉ちゃんの事思い出しちゃった。よく三宮のここで待ち合わせしていたなぁ～っと思ったら哀しくなっちゃって。。。もっと優しくしてあげたらよかった。。」って


なんか母が可哀相になっちゃいました。普段パワフルで明るい母が子供みたいにグスンと泣いているので、どうしたらいいかわからなくなって冗談で「じゃ～生きてる私に優しくして」っと言ってみたが「充分優しくしてるわよ！！」っと即答されて、またグズグズ涙ぐんでしまった。


確かに待ち合わせして待ってる時にフッと、お姉ちゃんが走りながら手を振って嬉しそうにこっちに向かってくる記憶などが思い出され急に哀しくなることは度々ある。


7年間実家を離れていた私ですら、そうなのだから一緒に暮らしていた両親にとっては、数えきれないぐらいの思い出があるだろう。


いつも真っ直ぐで無邪気だった、お姉ちゃんだから尚更、ちょっと冷たくしちゃったりした事とかが今になって後悔される。

母も、そんな気持ちがたくさんあるんだろうなぁ。

二人共シュンっとしながら目的の店に歩いて行った。


すると目的の店までの道中で赤いドレスがたくさんある店を発見！！


なかなか真っ赤なドレスが見つからなかったので、すぐに店に入り店内を見渡してみた。


その店はびっくりするぐらい赤いドレスがたくさんありデザインも選び放題だった！！


二人ともテンションが上がり早速試着♪

私が試着している間に母が店員さんに「クリスマスディナーショーの衣裳を探してるんです」とか自慢げに話しているのが聞こえ吹き出してしまった。

どうやら、だいぶ元気になったようだ。よかった。


最近の私と母はいろんな所に衣裳を捜しに行っては納得いく服が見つからず帰ってきていた。


今回の店はイメージしていた感じの服がたくさんあったので本当に嬉しかった！！しかもサイズもピッタリだったので、かなりテンションあがりました(^O^)/しか～も思っていたより安い！！


ほぼ買うことを決めて、一応本来の目的の店も見に行くことにした。


二人でルンルンになりながら目的の店に着いた。

そこはアメリカなど海外に直接店長が買い出しに行って商品を集めてる店です。


店内は正直無茶苦茶汚く整理しきれてない服やドレスが散乱している。


母は「汚い店ね！！軽く見たら帰るわよ」と大きな声で言う。店長さんに聞こえるんじゃないかとヒヤヒヤしながら一応一通り見てみた。


イメージのドレスはなかったがセクシィなスリットドレスやショーダンサーが使えそうな衣裳はたくさんあった。


一応店長さんにイメージを伝えると更にごちゃごちゃした奥に姿を消し、汗びっしょりで何点か持ってきてくれた。


これまた、びっくりめっちゃ可愛いアイドルドレスではないか！！


またもや母もテンションあがり「あら可愛いじゃない！！着てみなさいよ！！」っと試着。


あいにく背中の肉が邪魔して少しきつかった。

でも前を向いていたらわからない！！

値段も1万5千円！！

ドレスで、この値段はびっくりですよね！！

背中は少しなおすことにして買うことにした。


母「で、お安くなる？」と、言ってのけてたが店長さんに「無理です！！充分安くさせてもらっています」と断られていた。

店内は無茶苦茶だったが、とんでもない掘り出し物は見つかる魅力的なお店でした(^O^)


二人でルンルンしながら、始めの店に戻り赤いドレスも購入♪


これで一部と二部のドレスが決まりました！！


今回は父親が大奮発して私にドレスを買ってくれると言ってくれたので、母と遠慮なく選ぶことができましたo(^-^)o


結果的には一着の予算で二着も買えたので万々歳です！！


すっかり、ご機嫌になってた母に「もう哀しくない？」っと聞くと「うん、もう忘れてた」っとケロっとしていました。


あぁよかったo(^-^)o