マルティン3

　　　フランス料理を習えて、いいお客さんとも話せたのに、ああ、その上
　　マルティンは、アパートに残したわたしの　荷物も預かってくれた。


　　　人の旦那様をとろうとは思わないのに、ある午後、いえ、わたしが一人だと、

　特にダンス見せた後、からキッチンで背の高い夫が迫るようになった。
　　外国人は陰険に　付け回さず、プライドをもってちかずく。
　　　
　　　午後、うとうとしてたら、また彼がいて、戯れようとしてね、コックの髭のエジプト人が急に叫んだ。

　　　　　マルティンが入って来た！
　　　　わたしは運悪い？　　旦那様がちかずくとか、相談すべきだった？


　　　　　火のように怒った彼女に、私たちみな、おいだされた
　　　　　フランス人らしく、早口で、前もフランス人ダンサーにあなたは！
　　　　と怒っていた

　　　　　　わたしは、日本の友に、麻美ちゃんはいつも大事な人をなくす、
　　　　　　　と怒られた

　　　　　　彼女もレバノ大使のいえに行き、妻を怒らせたが　カイロでかみのながい
　　　　　彼女に間違えられ、教会で行きなり、息子のベッドに居たわ！と　エジプトマダムに糾弾され、
　　シスターがマグダラマリアさまに例え、かばってくれたことが。

　　　　　もう、二度と入れない。旦那様とは戻ったけど